この生きている世界は、
思考よりも「行為」が現実的な
作用を起こす次元です。
人間とは、
本当の偽善心からの行いならば、
数回で必ず止めてしまいます。
それが苦痛に変わるからです。
そのように出来ているのです。
だから自分自身の本心が分からなく
なれば、自分の「行動」や「行為」
を自分自身で見てもるのです。
老子が言いたい本音は、
「礼儀を守り、社会ルールを守り
努力することは、人間として大切
なことでありり当然するべきだ。
しかし、それだけに終始してはダメ
で、その先に、絶えず゛自分の本心
を求める゛゛道を求める気持ち゛
を持つことが人間には大切なのだ」
ということだと感じます。
老子の視点には、この世をただ生きる
だけではなく、その後の心の永遠性
が絶えず意識されています。
私たちが普通に見ている「道」とは、
どこまでも続いているように見えます。
これと同様にして、老子がよく言う
道=真理も、どこまでも永遠に続く
「継続性」が大切なカギなのです。
この世と宇宙の真相は見える様相・
形だけではなく、「行為」「継続」
こそが、その正体を表現している
と私は常に感じています。
今日も、自分が行う「行為」を静観
してみましょう。「今の時点での」
本当の自分自身が分かるヒントに
なるでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・