「人々は真理が何であるかが
わからないから、私のことも
わからないので」
このように老子に言われますと、
さぞかし真理とは難しいものだと思って
しまうでしょう。しかし、これの真相は、
真理(道)とは簡単すぎてわからないもの、
アタリマエ過ぎて気づかないこと、だと
感じます。
多くの人々の話を聞いていて不思議に思う
ことがあります。「経済は良くなるのて゛
しょうか?」「どの会社が良いでしょうか」
このようなことは全部、明日も自分が生きて
いることを前提にしてしまって話をしていま
す。
明日や未来のことで誰もが真剣に悩んでいま
す。すでに明日も自分が生きていることを
アタリマエにして悩みます。明日も生きてい
ることがアタリマエならば、今日の「今」に
生かされていることに感謝をしている人は
非情に少ないでしょう。しかし、深刻な病気
を得て、命の期限を宣告された人は少し違っ
ていきます。明日があることがアタリマエで
は「なかった」ことに気づきます。そして、
今のこの瞬間に生きようとします。さらには、
今の瞬間が大いなる奇跡の産物だったことが
分かり始めます。
真理とは、このようにアタリマエの前提条件
として、すでに生活の中に溶け込んでいる物事
のことなのです。だから、自分が深刻な病気
にならなくても気づければよいのです。
しかし、これが非常に難しいと老子は指摘し
ています。
このようにアタリマエの物事=真理に目覚めた
人は、たとえ身なりはボロでも苦しくないので
す。病気になっても、心は大丈夫なのです。
それ以上の歓喜を、それでも生かされているこ
とに感じられるからです。
このような話は、自分が体験しないことには分
かりません。他人が教えてもムダなのです。
とにかく自分の良心(真理・道)に反するぐらい
ならば、良心に反した行為で得た豪華な着物を
着るより、自分の良心を尊重してボロを着るこ
とになっても構わないということです。人間は
必ず死ぬという事実から見ても、自分の良心に
従うことが本当にお得なのです。良心に反した
人間ほど、死後がすべて無くなると思い込みた
いでしょう。しかし、決してそうではないと
いうことを人は確実に知らされていきます。
「自分の良心に生きる事=真理(道)に生きること」
なのです。
柔訳「老子の言葉」著:谷川太一より抜粋転載
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お客様の喜びの声
君津本店
★保管をいつもご利用のお客様が、
お受け取りに来られて、また、ス
ーツを保管でお預かりしました。
「やっぱり袖を通した時、ズボン
を穿いた時の着心地が違う!」と
おっしゃっていただきました。
木更津工場
●「去年、ブランドコースでダウ
ンを出してとても良かったので」
と、今年もダウンをお預かりしま
した。
伊勢丹新宿店メンズ館
●デニムのジャケットに付いた粘
着性のあるシミがきれいに取れて
いたので、「取れるものですね」
と驚かれ、喜んでお持ち帰りにな
られました。
阪急メンズ東京
●初めてご来店で、ロングコート
のしみ抜き希望のお客様が、料金
の事を詳しく聞かれ、気にされて
いるご様子でした。