道徳とは「良心の行い」であり、
自分の心に在る大いなる存在に従う
行為が、大切だと感じます。
老子は、この世・社会は人間の良心
によって生かされて、すべてが循環
していると示唆しています。善人も
悪人も、人々の良心によって生かさ
れているということです。
「道徳に従って正しく求める物は
与えられ、もし自分に罪があっても
道徳に従って生きれば許される」
このように、宇宙の森羅万象を知る
老子が言っています、つまり、自分
自身の良心に従わなければ、この
逆になるということであります。
浄土真宗の親鸞聖人も「悪人正機」
として、「悪事をした人間が深く
反省して、それを上回る善行を為せ
ば必ず救われる」としました。
人間は、見るべきものは他人の行状
ではなくて、自分自身の良心、道徳
を見つめるべきなのです。
人間は他人の事を見るのは得意です
が、自分自身を見つめることはしない
ものです。生活の中で、自分の良心を
見つめて生きましょう。
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