赤子のような「自然な生き方」
が身についていれば、人間は
「災難に遭うこともなく」「疲れ
知らず」になると老子は言ってま
す。
人間は成長して「自我「世間体
を気にすること」が増えるに従っ
て、段々と疲れるようになり、
災難が増えるのです。自分のどこ
かにムリがありますと心に漏電する
ように、すべてにおいて弱体化が
始まります。
ここで勘違いしてはいけないのは、
自分の欲望に従うことではないの
です。赤子には自我がありません
ので、自分の良心に従った「自然な
生き方」が大事だということです。
人間は、自分の良心に従いながら
生活努力をすることが、心身を強化
しながら幸運を呼びます。
「自分のできる努力をしながら、
自然な流れに身を任せなさい」そして、
「自分の身体を調和させること」を
生活の中で意識するだけでも、心身
が楽になり始めます。
今日も自分なりに「自然な流れ」を
意識して生活しましょう。
柔訳「老子の言葉」著:谷川太一より
抜粋転載
・・・・・・・・・・・・・・・・・・