道元禅師の言葉です。
●仏道を習うというのは、
自分自身を習うことである。
●自分自身を習うというのは、
自分を忘れることである。
●自分を忘れるというのは、
宇宙の法則によって本当の自分が露見する
ことである。
●本当の自分が露見すると、
自分だけではなく、
自分が見る他人も、
心身の脱落をさせる。
【「正法眼蔵」より】
心身脱落とは、
●心の自我が抜け落ちるように脱げること。
●服を脱ぐように、意識が肉体を脱いだ感覚。
真の解放感。
この「心身脱落」という四文字だけでも、
自分が悟りを体験を分からせる、正しい悟りを
説明している、スゴイ言葉なのです。
悟りを説明するのに長い文章は不要であり、
それを超える説明文がこの四文字です。
さらに道元さんは、
エッセンスを集約して、
もっと凄い言葉で表現しています。
「透体脱落(ちょうたいとつらく)」という
四文字で、悟りの感覚を凝縮して一言で
説明しています。
まるで身体が透き通って、抜け落ちてしまう
感覚を説明されています。
次の世の中って、
本当に執着が消えたすっきりした
心身になっていくのかもしれません。
楽しみです。
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一日を振り返ってみて、
「ああ、なんで自分はこんなことに
こだわってるんだろう??」
ということがあります。
そういうときは、
「や~めた」と思って昼寝をします。
そして目が覚めた時は
「あれ?すっきりしてるじゃん」
とらわれから離れてとても心がすっきり
して自由な感じです。
その時は
まさしく心身脱落してる感じです。
こだわりが強くなったら、
さっさと寝る。