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3/19(水)「正しく明るくあきらめること」

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「正しく明るくあきらめること」

(独自の訳)

真の賢者は、

過去の因果は消え去り、

新しい因果も、もはや関係ないし生じない。

来世への執着も持たない。

様々な「思い」の種を絶やし、

何が何でも未来に生存したいとは決して思わず、

灯火のように、ふっと消え去ります。

これも、人が社会の集団の中で修行することで、

賢者に至ることが出来る貴重な御宝です。

この真理の言葉で、幸せに成って欲しい。

(原始仏典「スッタニパータ」第二章第一節-二百三十五番)

 

「希望を叶えるために努力し、悪戦苦闘をして悩むのも人生だ」

と、人は思う者です。

でも、仏典を読んでいますと、

その先のことを指摘しているものが見られます。

その真意は、

*「正しく、すべてを、いかにあきらめるかを知るのが人生だ」

*「肉体さえも、亡くしていくのだから」

と響きます。

それが分かれば賢者だ!と示唆していることを感じます。

 

問題は、人は、

*正しく、あきらめること。

*明るく、あきらめること。

これが出来ないのです。非常に難しいのです。

 

普段は、「あきらめることなんて簡単だ」と思っていましても、

本当に死を前にすれば、人は迷いに迷い、後悔に苦しみながら死ぬ

までの過程を生きることに成るものです。

 

長い人生を、自他の生老病死を体験しながら老いていき、本当に死を

感じ出せば様々な未消化の自分の未練が浮き出して苦しみます。

元気なうちには分からなかった、本当の自分の思い・願い・本音が出る

ことが起こります。

 

そういう時に、自殺すれば簡単に終われると思っても大間違いなのです。

釈尊は転生輪廻を指摘しており、今回の肉体は終わっても、その苦しみ

の心のままに、さらに自殺の因果を背負って厳しい人生を繰り返すこと

を断言されています。

自殺は大罪です。最大の親不孝です。

来世に生まれる自分の環境は、より条件(因果)が厳しい状態で悪くなるの

は間違いないのです。だからどんなに苦しくても、どんな理由があろうとも、

自殺は絶対NGなのです。

 

正しく、あきらめること。

明るく、あきらめること。

 

これができるためには、

*社会の集団の中で、自分なりの最大限の努力をすること。

*努力しても思った通りいかなかったり、願いが叶わないことも体験して、

*自他の生老病死も体験して、修行(様々な気づきを得る)することで、

賢者に至ることが出来ると、この項で指摘しています。

人生の中で体験したどんな苦労も無駄ではないし、自分を賢者にしてくれる

可能性があります。

 

西郷隆盛の最期の言葉「もうよかばい」。「もうこの辺でよかbye!bye!」

と心から思えてこの世を去れるように、人生を悪戦苦闘して頑張って生きま

しょう。

 

正しく生きて努力しても、人生で苦労が多かった人は幸いな人です。

やり切った満足感で未練が残らず、ただ感謝の気持だけが残り、思い残すこと

なくお浄土へと旅立つことが出来るでしょう。

皆様の参考になる点があれば幸いです。

 

今日もより良く生きる智慧を学ばせていただいて有難うございます。

(柔訳 釈尊の教え 第三巻 原始仏典『スッタニパータ』)より抜粋転載

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日本人の道徳心

「交際の核心」

交際は人として社会に生存していく上で

欠くことができない根本要素である。

しかし、あの人は交際が上手だとか、

下手だとかいうのは外形的な交際法をいっているのにすぎず、

そこには最も大切な精神の部分が抜け落ちている。

相手の貴賤上下にかかわらず、

いかなる階級の人にも真摯に交わり、

一言一句、一挙一動のすべてが

自己の衷心から出るというのが

本当の交際であろう。

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今日の諺 「新進気鋭(しんしんきえい)」

【意味】

新しくその分野に現れた、意気ごみや才能があって

将来有望な人のこと。

「新進」は新しく現れること、

「気鋭」は意気ごみが鋭いこと。

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