「悪事に対しては逆に善徳をもってお返しすること」
見えない世界の怖い面は、「どんな縁も継続中」だということです。
済んだ過去など無いのです。
今も並行する宇宙で、過去の所業も「並行して」稼働中です。
だから今も思い出す現象が起こります。過去は過ぎ去っても終わってはいない。
これを修正・改善するには、
・ 日々の善行や感謝で淡々と「過去の悪への上書き修正」をして行くこと。
これで「因果の相殺が」しっかり起こって行きます。
釈尊が伝えたかったことは、
・ 「もし自分が被害者に成れば、より真面目に自分の生活を正していくことだ」でした。
これが意外にも、結果的に悪人への改心方法に成り得るということなのです。
また、悪事の被害者は加害者に出来る社会的対処(法的)はした上で、
・ 悪事の被害に対しては、恨み心より、逆に情けをかけて善徳をもってお返しをすること。
これが思う以上に強力な悪への改心作用が生まれるのだったという御話でした。
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専業の修行者や、在家の真面目な信仰者たち、
または苦労する路上生活者を、
嘘(うそ)を付いて騙(だま)すような人。
このような人こそが、最低の人間である。
(原始仏典 釈尊の言葉 スッタニパータ編 第1章7節-No.129)
(感想)
(1) 自分は被害者なのに、相手が元気な場合は、自分自身の生活も見直すこと。
(2) 自分が真面目な生活者、努力者、苦労人になれば、過去の悪い相手に反射が始まる。
霊的には、この2点が言えます。
特に2番は、霊的世界の独特なものです。
一見すれば、時間の流れに逆らうような変な現象です。
済んだことなのに、「今の自分が正されれば」過去の帳尻も正されるように流れ始めます。
だから自分が被害者に成れば、淡々と真面目な生活者、より真面目な信仰者に成ることが、遠因では悪人を懲らしめることに自然法則として起こり得ます。
この反射は見えないだけで、実際には社会で多々起こっています。
悪人が事故死したり、病気に成っている事例には、過去の被害者たちが真面目に暮らしていること、悪人が罪を償っていないことが影響しています。
見えない世界の怖い面は、「どんな縁も継続中」だということです。
済んだ過去など無いのです。
今も並行する宇宙で、過去の所業も「並行して」稼働中です。
だから今も思い出す現象が起こります。
これを修正・改善するには、
・ 悪人も、善行で「上書き修正」をして行くこと。
これで因果の相殺が起こって行きます。
今日の言いたかったことは、
・ もし自分が被害者に成れば、より真面目に自分の生活を正して見ること。
これが意外にも、悪人への復讐方法に成り得るということです。
被害者は出来る社会的対処はした上で、
・ 悪事の被害に対しては、善徳をもってお返しをすること。
これが思う以上に強力だったという御話でした。
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日本人の道徳心
「自由意志②」
自分の意志次第でどうにかなることなのに、
しなかった場合は嫌悪の念を抱くべきである。
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今日の諺 「得意満面(とくいまんめん)」
【意味】
とても誇らしく満足していること。
「満面」は顔いっぱいという意味で、
得意さが顔中に出ているということ。
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