「いかに自分を律することができるのか」
釈尊は、更に精霊に説明されました。
「もしも人物に、
・ 規則正しく時間を決めない、惰眠の習慣を持つこと。
・ 生活においても常に交友の会を優先する人。
・ 仕事を頑張る事無く、怠惰な生活をする人。
・ 怒りっぽい人と、他者に、家族に認識されてしまう人。
これが自ら破滅に向かおうとする、第三番目の破滅に向かう人々の特徴です」
(原始仏典 釈尊の言葉 スッタニパータ編 第1章6節-No.96)
人間が注意するべきことは、大昔から変わらないということです。
人は同じパターン(因果)を繰り返すことを認識し、上記の4つのような因子に注意したいものです。
知ると知らぬでは大違い、認識するか否かで運命が変わる。
やはり人は、自身の性を認識し、「わかっちゃいるけどやめられない」因果の悪しきループから脱出
するための「己を律する意志力」が、仏様のお力を借りてとても大切だと改めて思います。
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・ 規則正しく時間を決めない、惰眠の習慣を持つこと。 ⇒ 不規則な生活。
・ 生活においても常に交友の会を優先する人。 ⇒ 〜の為に、と言いながらの遊び優先。
・ 仕事を頑張る事無く、怠惰な生活をする人。 ⇒ 自分の本業を疎かにすること。
・ 怒りっぽい人と、他者に、家族に認識されてしまう人。⇒ これが、その人物のすべてを表しています。
その人の普段の発言や生活態度を表しています。
以上の4つを、色々な職種と立場、または自分の家庭環境において、
重要な「破滅に向かうことに成る因子」だと事前に知って置くことで、
・ 破滅を避けること
・ 無難にすること
が可能です。
人間が注意するべきことは、大昔から変わらないということです。
人は同じパターン(因果)を繰り返すことを認識し、上記の4つのような因子に注意したいものです。
やはり人は、自身の性を認識し、因果のループから脱出するための「己を律する意志力」がとても
大切だと改めて思います。一気に前後裁断できなくても、無難にさせるための。
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日本人の道徳心
「神仏に頼らない」
宮本武蔵は吉岡一門と何度か戦っているが、
最後の決闘場所に向かうときの有名な話がある。
最初に戦ったときは遅く行って勝ったので、
今度は早く行ってやろうと考えた。
すると決闘場所に行く途中に
八幡神社があったので、
武蔵はそこで勝利を祈ろうと思ってハッとする。
勝ちを祈るようではだめなのだ、と。
そして「神仏は尊ぶべし、頼むべからず」といって、
神頼みを一切なくして必勝の手を考える。
そして勝つのである。
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今日の諺 「無病息災(むびょうそくさい)」
【意味】
病気をせずに健康でいること。
「無病」も「息災」も
病気をしないで元気という意味を表す。
【由来】
「息災」の「息」は、とどめるという意味。
「息災」とはもともと仏教で使われた言葉で、
神仏の力で災いを止めることをいう。
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