「己の好みに、己の全てが表れる」
釈尊は、続けて説明されました。
「第二の修行者は、修行方法(真理)を無償で説明・解説が出来る人のことです。
最高の教えを、それが最高であることが、分かる人のことなのです。
真理とされるものを、その真贋(しんがん:本物か偽物かということ)を正しく判別できて、
その真理の説明が出来る人です。
正しい真理に対しては、一切の疑念を他人に抱かせず、自分の我欲を挟むことなしに公平に説明が
出来る聖者のことです。このような聖者を、「道を説く修行者」と呼びます。」
(原始仏典 釈尊の言葉 釈尊の言葉 スッタニパータ編 第1章5節-No.87)
今の自分自身を知りたいと思えば、「自分が意識が向き好むこと」を静観して見ましょう。
(それが異性、真理、ビジネス、家庭、ボランティア、ウクライナ、それとも悪事なのか・・・・)
自分を静観することで、本当の自分を知ることが誰にも大切です。
本当の自分を知ること=悟り
これは仏性を知ること、出会うことに成ります。
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釈尊はこの項で、第二番目に優れた修行者を、
* 「最高の教えを、それが本当に最高であることが、分かる人」
だと明記しておられます。
個人がする判断や好みとは、
* その人物が好きなモノを見れば、その人のことが良く分かる。
* その人の意識レベルを表現している。
* その人の心中が読める。
と言えそうです。
それぞれが、自分の意識の世界に生きているのですから、それはそれで良いでしょう。
ただ、自分自身が変われば、
・ 自分の好みも必ず変わる
ということは言えそうです。
今の自分自身を知りたいと思えば、
・ 自分が意識が向く好むことを静観して見ましょう。
自分自身を静観することで、本当の自分を知ることが誰にも大切です。
本当の自分を知ること=悟り
これは仏性を知ること、出会うことに成ります。
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日本人の道徳心
「安心立命」
一つの宗教に凝り固まるというのではなく、
自分の良心に応じてやるべきことをやる。
そして、やることをやれば、
あとの結果は天に預けてしまう。
たとえ結果が悪くても、仕方ないとあきらめる。
そこに「安心立命」がある。
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今日の諺 「一心不乱(いっしんふらん)」
【意味】
一つのことに集中して、
ほかのことに心を乱されないということ。
「一心」は一つのことに心を集中するという意味を表す。
「不乱」は乱れないという意味。
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