「己を信じ、己の花を見つける者は、己の居場所を創っていく」
牙の鋭いライオンは、どんな相手にもひるみません。
他人から離れた自分の居場所を持ち、そこでくつろぎながら心の修行をしましょう。
(原始仏典 スッタニパータ 第1章3節-No.72)
ライオンで無くてもウサギでも良いから、他人を見て比較せずに、
自分自身を信じて(自分自身を愛して)、自分の生活の中に自分が自信が持てる「花」を見つけ
自分のいのちの居心地の良い居場所を創って行きましょう。
そこが自分の最善の成長の場所と成るのです。
これが悟りにも繋がって行くということなのです。
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この項で釈尊は、「牙の鋭いライオン」と敢えて強い猛獣を冒頭で最初に言っています。
この意味を感じ取りますと、
* 誰もが自分なりに、自信を持てることが1つだけは大切だ。
と響いて来ます。
でも、そう言われましても、自分には何も自信を持てる所が無いと、人は思うものです。
私が感じます本当の自信とは、
* 自分自身を信じることが、真の自信。
自分のことを愛する力が、自信でもあります。
「自分なんて大嫌い」と思っている人は、何に対しても自信が持て無い人だと思います。
更には、自信=信仰(自分を仰ぎ見ること)だと感じます。
釈尊は、自灯明(じとうみょう:自分自身をよりどころとする事)を幸福、悟りへの道だと仰りました。
正しく「良心」に沿った上での自信とは、信仰、自灯明へと繋がる奥深い意味を感じます。
* 他人から離れた自分の居場所を持ち、そこでくつろぎながら心の修行をすること。
他人を見て比較せずに、自分の生活の中に自信が持てる「花」を見つけましょう。
自分の住処だけは、どんな粗末な所でも、そこを浄土に自分でするのです。
他人との比較では無くて、自分の好みを信じましょう。
そこが人には最善な場所と成るのです。
ライオンで無くてもウサギでも良いから、自分自身を信じて、自分の居場所を創って行きましょう。
これが悟りにも繋がって行くということなのです。
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日本人の道徳心
「育ちのいい人」
育ちのいい人間は、
しばしば義理の観念が希薄なのである。
そこが育ちのよさなのかもしれないが、
こういう人はほかの人が困っても気にしない、
というよりも気にならないのである。
だから、育ちのいい人を信用して
ついていくとひどい目に遭う、
ということがしばしば起こる。
ただし育ちが良くても、自身の魂の赴くままに
波瀾万丈の人生を生き抜いた人間は、
人の悲しさ、愚かさ、愛おしさをよく知り、
人を大きく包み込み育む力を持つことに成る。
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今日の諺 「四通八達(しつうはったつ)」
【意味】
交通が便利なとき。
道路が四方八方に通じていて、
交通網が発達していること。
また、車や人の行き来が多くてにぎやかな場所のこと。
「四通」は四方に、
「八達」は八方に通じていること。
「四通五達(しつうごたつ)」ともいう。
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