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12/10(火)「快楽から安楽へ」

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「快楽から安楽へ」

「ああ、これは自我(ワレヨシ)の欲望の対象に成るものだな。
(異性・賭博・不倫・甘い物事・危険なクスリ・・・)
これを楽しんで欲望を発散したとしても、一瞬で終わるだけだ。
もし楽しんだとしても、小さなことであり長くは続かないことは分かっているんだ。
これがもたらす後からの苦悩と後悔のほうが、快楽よりも大きいことは分かっている。
これは自分を釣るための大きな釣り針であることを、知っている」
このように真理の知恵を学ぶ者は、実際にひどい目に遭わなくても避けることが可能になる。
だから賢い人は、どんな交わり、集団の中に自分が居ましても、
自分一人で歩く覚悟を持ちなさい。まるで1本角(ツノ)が立つサイのように一人で歩みなさい。
(原始仏典 スッタニパータ 第1章3節-No.61)
釈尊の遺言、阿難に厳命したことは、
* 法灯明(ほうとうみょう)、自灯明(じとうみょう)、だけを信じなさい。守りなさい。
でした。

 

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釈尊は、真理の知恵を事前に知っていれば、世間に在る数々の大小の釣り針
「人をダマす針、陥(おとしい)れる針」を避けることが可能に成る。その方法こそが、
* もし、それを体験した場合の後を、「先に」想像しなさい。
* それがもたらす最悪の場合の被害を、よく計算しなさい。
そして、
* それを体験したとしても、一瞬で終わることと、長くは続かないことを「先に」想像しなさい。
* コノ世に在る快楽は、それがもたらす後からの苦悩の方が大きいことを知って置きなさい。
* 魚を釣る釣り針は、世間の中で「人に対しても」常に垂らされている。
このようなことを事前に知る真理こそが、
人に痛い体験をさせずに涅槃(ねはん:浄土)に導くと釈尊は示唆しています。

 

釈尊は、色々な項で「知恵」を持つことの重要性を説いています。

 

釈尊こそは、
* 神仏に頼らないこと。
* 偶像崇拝の禁止。仏像の禁止。

 

を言われていたことを今の仏教は忘れています。今の社会は、何ということでしょうか?
釈尊の遺言、阿難に厳命したことは、
* 法灯明(ほうとうみょう)、自灯明(じとうみょう)、だけを信じなさい。守りなさい。
でした。

 

これは、「知恵」と「自分の良心」を信じなさい、ということです。
これが悟りへの最短距離だというのが本当の仏教の姿です。
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日本人の道徳心

「駝鳥と鷲②」

世の中に生じる疑問には、

回答が あるものと回答がないものがある。

回答がないものは、

いくら調べたところでわからない。

直感的に判断するより仕方がないのである。

調べていくやり方はいわば駝鳥の行き方である。

しかしそれでは突如、目の前に断崖が現れて

落ちることもありうる。

鷲の行き方は上空から一気に

目的地にたどり着くものだから、

経緯はともあれ結果的にうまくいく。

そういう駝鳥と鷲という視点から、

「この人の頭の働きはどちらだろう」

と見ていると、わりとうまく理解できることがある。

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今日の諺 「大胆不敵(だいたんふてき)」

【意味】

恐れを知らないとき。

度胸があって、何事も恐れないこと。

「大胆」は肝(度胸)がすわっていること、

「不敵」は敵を敵として思わないという意味。

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