「豊かさは自分の心の在り方次第」
業を変える
「友に胸に秘めていたことを言うときは」
「うーん、指摘したいんだけど、どうしよう」
とあなたが心の中に秘めて隠している言葉が、
事実に反していたり、
他人にダメージを与える内容だったりするなら、
決してそれを語らないように。
さらに、その秘めている言葉が事実であったとしても、
それが他人にダメージを与える内容であるなら、
それを語らない練習をすること。
あなたの胸に秘めている言葉が、
事実でありしかも相手にダメージを与えず、
相手にとってメリットがあるとわかるなら、
あくまでもタイミングをみて、
それを伝えるとよい。
たとえば、相手が仕事を怠けているのを見て、
「みんな頑張っているのに
あなたのせいで士気が下がるのは、悪いとは思わないの?」
などと怒りそうになったとしたなら、
怒りが静まり、ほとぼりが冷めるのを待ってから
冷静に伝えるとよい。
「無理のない範囲でもう少し労力を割いてもらえると
私もみんなも、もっとやる気が出ると思うんだ」と。
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今日の諺 「自業自得(じごうじとく)」
【意味】
自分のしたことの結果が自分にふりかかること。
悪い結果になるときに使われることが多い。
「業」は行いという意味で、
「自業」は自分の行い、「自得」は自分で受けるということ。
もとは仏教の言葉で、よい行いをするとよいことがあり、
悪い行いをすると悪い事があるという意味。
自分がやったことは必ず自分に返ってくるというのが、
仏教の考え方。
「自業」には、「口業:くごう(言葉に出すこと)」
「身業:しんごう(体動かすこと)」
「意業:いごう(考えること)」の三つがある。
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日本人の道徳心
「劣等感は出発点」
ある人が、大学で周囲の人物がみな秀才に見え、
劣等感を抱いて悶々としていたとき、
ある教授に「優秀な人ほど、劣等感を持つものだ」
と言われて救われたと言っていた。
自分にもなれる可能性があり、
それを自覚しているからこそ、
劣等感を抱くのだ。
ということは、やはり、劣等感は、
成長していく出発点なのである。
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