(原始仏典 ダンマパダ3章-42番)より
「罪を憎んで人を憎まず」罪を犯した人だけを憎むなかれ。
自身もそれ以上の罪を心中に描いているものだ。だから悪い人を
見ても、自分自身も戒(いまし)めなければならない。
「人には誰でも悲しいサガがある。だから、『罪を憎んで人を憎まず』」
他人を憎んでいる人は、
その憎い他人に対して、
他人を恨んでいる人が、
その恨む他人に対して、
たとえどんな
非道いことを行動でしたとしても、
それと同じようなことを
自分もしたいと思っている人の心とは、
その行動以上のことを
心中ではしているものだ。
(原始仏典 ダンマパダ3章-42番)
(感想)
上記の内容は、
確かに釈尊の御言葉だと感じますが、
大切な後半が消えていると感じます。
これでは読んだ人が誤解をします。
この内容ですと、
心中だけで何とか我慢している人が、
実際に犯罪を犯した人間よりも
悪いような誤解を受けます。
そんなことはありません。
やはりコノ世で悪い行動を実際にすることが、
犯罪の確定であり、
新たな因果を生み出し、
アノ世でも再生リピートすることは間違いが
無いです。
コノ世は、
行動が主役の次元です。
アノ世は、
思いが主役の次元です。
ただ、
やはり釈尊の御言葉ですから、
人の心中ではそれ以上の欲望を
描いているのは真実です。
ここで私が感じますのは
大切な後半の御言葉なのですが、
「だから、
罪を犯した人だけを憎むなかれ。
同じようなことを思っている人も、
それ以上の罪を心中に描いているのだよ。
だから悪い人を見ても、
自分自身も戒(いまし)めなければダメだよ」
このような後半が存在したと感得します。
日本でも
「罪を憎んで人を憎まず」と言うものです。
やはり抑えきれない人間のサガ・性とは、
悲しいものです。
誰にでも内在するものです。
「これと上手く付き合いながら」、
人生を進むエネルギーとするのが
人間なのではないでしょうか。
(中略)
悪い行動はせずに、
想像だけで終わらせ、
そして行動した場合の最悪の結果も
必ず思うことが大切です。
これで昇華して行くのです。
悪い行動をするぐらいならば、
心中で昇華させねば生けません!
とにかく悪事を思う時は、
その最悪のパターンも
必ずセットで思いましょう。
そうして人生を歩いて行けば、
いつの間にか無難に進んでいるものなのです。
そして美しく枯れて行くのです。
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お客様の声
伊勢丹新宿メンズ館店
★30代・女性
仕上がったショートブーツを見て
「思っていた以上の御仕上がりでした」
とお喜び頂きました。