原始仏典ダンマパダ20章-278番
「ブッダの真理のことば 感興のことぱ」中村 元訳 参考
「『一切皆苦』
幸せも変化していくから、
どんな幸福にも別れという苦しみを
持つことを決して忘れてはならない」
自分の心とは、
捕まえどころが無いものであり、
すぐに動揺し、
自分の欲望のままに思考をします。
このような心を守って落ち着かせることが、
人生で一番重要なことなのです。
自分の心を守ることが、
幸運をもたらします。
「原始仏典 ダンマパダ 第3章(第3・4節)35・36番」
(感想)
自分の心こそが、
コノ世で一番の厄介モノかも知れません。
この場合の心とは、
自我(じが:ワレヨシな思い)のことであり、
心の奥の真我(しんが:良心・仏性)とは分けます。
(中略)
結局は、相手の問題では無いのです。
自分の心の問題なのです。
自分で自分自身の心を安心させない限り、
すべての安定は来ないことを釈尊はこの章で仰っています。
自分の最大の敵は、
自分自身の自我だったというオチです。
どんなに他人を責めましても苦しめましても、
自分の自我を丸く収めない限りは安心は「来ない」のです。
そして
、自分の心を安心させた者には、
幸運のほうから自ら来てくれるのです。
求めなくてもです。
逆に、
これが本当の自分の気持ちだと
思い込んでいる自我に居直ると
さらに不幸や
厳しい状況が起こってきます。
この法則をよくよく
認識しておく必要があります。
素直さ、潔さ、感謝、
自分を省みようとする勇気、
とっても大切なのです。
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