原始仏典 ダンマパダ20章-277番
『諸行無常』この世のすべての物事は、
苦しいことも、悲しいことも、楽しいことも、
必ず変化していくから心配しない。そして執着しない。
勤勉な生活を楽しみ、堕落した生活に恐れを抱く者が、
堕落して行くことは有り得ません。
その者は、
“それが”すなわち既に
涅槃(ねはん:ニルヴァーナ・絶対安心の心境)の
「手前」に居るのです。
(原始仏典 ダンマパダ2章-32番)
(感想)
コノ世は何かを節制し、
我慢をしている状態こそが、
一番良い状態であることを知って置いてください。
何かを我慢することをカッコ悪いとか、
自己嫌悪することを止めましょう。
「二度とない人生。二度とない今日ただ今」
その最中・ingこそが、
実は既に悟りに隣接しているのです。
悟れば、実は面白く無いのが真相です。
最高の境地は、
その「手前の今に」在るのです。
今悩んでいる人が多いです。
でも、
それこそはコノ世の貴重な
期間限定の最中のことであり、
仏さまの視点から観ますと、
本当に可愛い人々なのです。
だから自分をカッコ悪いと思わずに、
「大いに」悩み悲しみ怒り・・・・
そして我慢して、
それでも「生かされていること」
「体験できることに」感謝を致しましょう。
そうすれば、
これこそが悟りの手前に居る最中であり、
その継続は、行け行け、進め進め、
と涅槃(大いなる喜び)の中に自然と入って行くのです。
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新陳代謝
人間というものは、
新たな刺激を受けると
自分の身を正し、責任を持ち、
少しでも相手が成長してくれることを
願うようになります。
これはうちのスタッフたちのことです。
現在、
大学生のアルバイトさんが
工房の中で一生懸命頑張ってくれています。
一日が終了し、
今日の変化表に書いていた内容が、
「堕落することは楽だが、自制して頑張ろうと思います。」
でした。
「ここに来るのなら、
夜の10時には寝て朝の6時には起きる。
生活習慣を正そうとする気があるのなら、
こに来たらいい。
今まで通りで良いのならば、
他所に行った方がいい。
自分を律することが出来る人は
どこに行っても自分を律し、
自他のために頑張ることができるからね。」
この言葉に、
どうやら腹を括ったようでした。
腹をくくれば、
良い、純粋で素直な気が彼女から出ていました。
頑張れ!