「心の眼で見ていく」
人が話す言葉には気が含まれています。
だから、人の悪口、噂話、暴言・・・、
これらの言葉は、その内容に見合った
気を呼び寄せます。
このような悪い言葉ばかり口から発す
る人は、知らないうちに悪い気に巻き
憑かれています。悪い気に取り憑かれ
ると、まず良いことは起こってきませ
ん。
逆に、人を喜ばせる言葉、慰める言葉
を発する優しい人は、その内容にあっ
た良い気を帯びてますので、穏やかな
日常を生きていけるようになります。
悪い言葉は悪い気を、良い言葉は良い
気を運ぶのです。
同じように、人を恨めばその思いは
自分に降りかかり、人に怒りを覚えれ
ば、いずれ自分の肉体に怒りの気が
反映します。
例えば、一度すれ違っただけの他人
よりも、親子、兄弟、親戚といった
近しい間柄のほうが感情のもつれは
大きくなるのです。
そして溝ができると、生半可のこと
では修復がでくません。これは前の
世で縁があった者同士が、前の世で
貸し借りの決着をつけることができ
なかったために、再び今世でも夫婦
や親類として接触するように生まれ
てきたからです。
家族間でトラブルがある人は、今世
で決着をつける意味でも、明るく妥
協点を見出してやり過ごすことが大
事です。また来世、持ち越すことは
嫌でしょうから。
また、人を恨んだり根に持ったりと
いうマイナスの感情が起きるたびに、
感情を抑えられずにいたのでは結局
自分が不幸になるだけです。
まず、許すこと。相手のことを「私
は○○を許します」と実際に言葉
に出して言い続けて、物事を大きく
解釈して他人を許せるようになると、
自分の中で何かが解放されます。
すると、仏さまが自分の胸の内から
ポンと表に出てきます。そして、と
ても温かい心境になります。
不思議なことに、本心ではなくても
他人を褒めたり喜ばせたりする努力
を継続しているとね本当に相手にも
自分にも良いことが起こってくるの
です。
そして、そのうち心から本当に他人
を喜ばせたくなります。最初は努力
で作った良い気の流れが勢いを持ち
始め、独立して作用を始めるのです。
幸せになりたいと願うならば、優し
く思いやりある言葉を選んで、他人
に向かって口にしましょう。
お金も時間も簡単なことです。
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