人間は、他人から賞賛されたり、
侮辱されたりするたびに、
面白いように
一喜一憂して暮らしています。
他人からの評価に対して、
まるで自分が不治の病に罹ったのか、
不治の病ではなかったのかに
一喜一憂するぐらいの気にし方をしています。
なぜ他人からの評価を、
驚くほど人間は気にするのでしょうか。
それは、他人からの賞賛を
良いことだと思い込み、
自分への非難を悪いことだと受け取り、
驚くほど敏感に一喜一憂するからです。
何ゆえに人間は、
他人からの評価を
自分の命を左右するほどの
大問題にして気にするのでしょうか。
他人からの評価を気にできるのも、
そもそも自分の命があってこそなのです。
いずれは自分の命が亡くなることを、
日々の生活の中で認識していれば、
何を他人の評価などを
気にすることがありましょうか。
だから世間の評価よりも、
自分の健康を大切にできる人にこそ、
安心して天下国家を任せることができます。
天下国家のことよりも
自分の心身を大切にできる人こそ、
本当の意味で天下国家を
大切にすることが可能なのです。
またまた目からウロコが落ちるような
強烈なことを老子様がおっしゃっています。
若い政治家がよく、
「国家のためならば死んでもよいです。
自分の身体など、どうなってもよいです」
と現代社会でも言っています。
しかし老子は、
「自分の心身も大切に管理ができない人間に、
どうして国家が管理できようか。
小ができない人間に、
どうして大を成すことができますか?
自分の家族も大切にしない人間が、
本当に国民を大切にできるのですか?」
とも言っています。
会社の経営者を見ましても、
長く継続する会社の代表には
家庭を大切にする愛妻家が多いです。
愛人が何人いるかを
自慢するような経営者は、
すぐに消えていかれます。
どんな古女房でも大切にできる人間とは、
やはり我慢強くて愛情力が強く、
そして良心があります。
その人間の性質とは、
仕事にも必ず反映するのです。
女性に飽きれば交換していくような人間には、
忍耐力と情け心が欠けており、
それは経営の隅々にまで反射します。
やはり社員と社会から、
その経営者は交換されていきます。
人間が他人に対して、
自分の身を犠牲にするような
大言を言うことも、
それだけ他人の評価を
気にしているから言うのです。
要するに、他人からの評価を
異常に気にする人間は、
他人に合わせるための無理があり、
その発言にもウソが混ざるかも知れません。
老子は、それを見破るには、その人間が、
⑴他人の評価を気にしている人間かどうかを見なさい。
⑵その人間が、自分の健康や自分の家族に対して
思いやりのある人間か否かを見なさい。
と言っています。
逆に言いますと、
他人からの評価にも堂々として左右されずに、
自分を大切に養生して健康であり、
身近な人間を大切にする人間には、
会社や国家を任せることもできると言えます。
老子の視点には、
やはり意外な真実が内在しています。
以上のことは、
政治家や経営者だけではなく、
宗教家や精神的な指導者にも言えることです。
私生活が乱れた先生様には、
ホンモノは絶対にいません。
どんなにご立派なことをおっしゃっていても、
実際には色欲や金欲にまみれた先生が非常に多いのです。
自分の身近な先祖や良心(内在神)を大切にしない人間は、
真の意味で他人を助けたり救ったりすることができません。
自分自身を犠牲にして他者を助けるという、
見せかけのパフォーマンスを信じないで、
その人の生活態度をまず見ましょう。
「柔訳 老子の言葉」
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お客様の声
全国宅配
★電話対応も丁寧で気持ちよくお願
いできました。生地の張りがしっか
り戻り、油、汗汚れが綺麗に落ちた
ように思います。またよろしくお願
いいたします。(40代 男性)
君津本店
●「娘はよく伊勢丹に行くんですけ
ど、頼まれちゃうんですよねー。」
と、東京からご来店のT様。ご夫妻
でいつもご来店されます。
伊勢丹新宿店メンズ館
●ベージュの朝のジャケットの汚れ
が取れていたので、ご満足いただき
ました。(40代 男性)
阪急メンズ東京
●ブルネロクチネリより、スウェー
ドのジャケットにシミが付いており
落ちるかどうかのお問い合わせがあ
りました。