釈尊が鬼神に言います。
「誠実であり、真理を学ぶ姿勢を持ち、
喜んで寄付をおこない、忍耐力が強い人。
このような四種類の尊い善徳を超えるものは、
コノ世にはありません。
もし、これがわからなければ、
他の修行者たちに聞いてみれば良いです」
[原始仏典『スッタニパータ』
第一章第十節-百八十九番]
釈尊が言われるには、
人間が持つべきコノ世で一番大切な善徳を持つ人
●誠実さのある人
●学ぶ姿勢を持つ人
●寄付をする人
●忍耐力がある人
このような四項目を挙げています。
もし結婚をするとすれば、
まさにこの四項目が揃った相手と
結婚ができれば最高です。
誠実であり、謙虚であり、ケチではなくて、
忍耐力のある伴侶とは最高だと思います。
私は、この四項目から「若さ」というものを感じます。
だから、この四項目は、加齢と共に
人間から失われていきやすい性質だとも感じます。
もし、八十歳になりましても、
誠実な人柄で、学ぶことを忘れず、
他人に金銭を惜しまず、
なおかつ忍耐力を持つ老人がおられるとすれば、
きっと若々しい人物でもあると想像します。
逆に言いますと、この四項目が消えるに従って
「老ける」とも言えそうです。
●誠実ではなくなること
●学ぶ姿勢がなくなること
●ケチになること
●忍耐力がなくなること
私たちが注意するべき点だと思います。
ただし、お金がなければ
ケチになるのは仕方がないことです。
金銭的に他人に迷惑をかけないためにも、
状況に応じて「ケチにもなるべき」と思います。
これ以外の三点は、
年齢を問わずに維持をしたい性質だと思います。
釈尊は、この四項目がコノ世で
最高の善徳になると述べています。
来生に影響する要点とも言えそうです。
でも、善徳になると言われましても、
まだピンと来ない人が多いかも知れません。
しかし、この四項目を「継続」した場合、
その生活が善徳を持つに至るという姿は、
確かに想像ができます。
自分の家族がこのような四項目を持っていれば⋯⋯、
とため息をついている人がおられるかも知れません(笑)。
でも、自分自身が目指すべき姿、
または注意をしておくこととして、
このような四項目を知っておいていただければ幸いです。
釈尊が二千五百年も前に指摘した内容は、
今の社会でも人としての
「若さ」「真のカッコ良さ」に通じるものであり、
しかもこれが来生にも影響する
善徳になるというものでした。
「柔訳 釈尊の教え 第三巻」
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