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釈尊が続けてお話をされます。
「人間の苦悩が、
社会の中での六種類の機能
(眼・耳・口・鼻・身体・頭脳)
から起こる比較心で発生することに気づき、
これを超越することで人は救われることを、
私・釈尊は、あなたたち神霊に
真実のままお話をしました。
以上のことは、
私が説明したい真実のすべてです。
なぜならば、これを本当に超越すれば、
人間はコノ世・社会のどんな苦悩からも
解脱(あらゆる苦悩からの解放)して、
完全なる自由になれます。」
「原始仏典『スッタニパータ』
第一章第九節-百七十二番]
ここで気づくべきことは、
釈尊が示されることは、
他人と比較するという感覚の
超越・克服により、人は救われる・
自由になれるということです。
例えば、社会で自分は貧乏であると、
比較心から苦しむ人がおられるとします。
すると、
・それは六種類の機能から起こる
自分の中での苦しみである、と気づく。
・その比較を感じる自分の機能を、
それはツマラナイものだと制御する。
・自分は貧乏だという苦しみから、
その人は解放されて幸福感に至る。
というわけです。
でも、お気づきでしょうか?
その人は、貧乏のままなのです。
さて、これを救いだと感じられる人は、
現代社会に何パーセントいるのでしょうか?
こんなものは、救いではない。
心の誤魔化し論である、
と釈尊を責める気持ちを
持つ人も出ることでしょう。
では、その貧乏な人が金持ちになれば、
本当に救われるのでしょうか?
貧乏な人に、金持ち体験をさせることが、
心からの幸福を生むのでしょうか?
その貧乏な人が、
逆に心の底から虚しさを感じて、
自殺してしまうかも知れません。
人間は、金持ちでも、
自殺する人は無数にいます。
皆様が、悟り・解脱という
精神世界に求めていたのが、
「貧乏から金持ちになるための方法」
であれば、それは違うのです。
それでは、転生(生まれ変わり)を
百回繰り返しても、
金持ちを体験しても、
人は心からは救われないのです。
やはり、人間は心の問題の
生き物なのです。
貧乏や金持ちという見える様相は、
どれも刻々と変化し、
永遠を保障されるものではないわけです。
釈尊の視点は、人間の今の
一時の点でなくて、
永遠性からの答えを示されています。
そうすると、人間が持つ六種類の機能
(眼・耳・口・鼻・身体・頭脳)から
起こる比較心への制御が、
ツマラナイ比較心を消していくことを、
人は体験することが可能です。
＊どんなに金持ちでも、
起きて半畳、寝て一畳
(どんなに大きな家に住んでいようと、
人一人が占める場所は、
起きている時は半畳、
寝る時は一畳あれば充分に足りること)。
＊お腹一杯に食べても、ドンブリ二杯。
これを忘れないでください。
後は、使わないモノを並べて
金持ちだ、並べるモノがないから
貧乏で苦しい、という
幻想に過ぎないのです。
そろそろ人類は、この幻想から
解放される時期が来ることを、
今の若者たちを観ていて感じます。
スポーツカーが、若者に
興味も持たれない時代の始まりです。
「柔訳 釈尊の教え 第ニ巻」
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お客様の声
君津本店
★本店のお客様は、とても良い方達
ばかりで、不慣れな私（松山）を根
気よく接していただきました。佐生
さんの人柄がとてもよくわかった一
日でした。
伊勢丹新宿店メンズ館
●シミがたくさんあったブラウス４
点の仕上がりにご満足いただき、本
日はスーツをお預かりしました。い
つもご利用ありがとうございます。
（20代 男性）
●バッグの正面に塗れたようなシミ
が付いていたのがキレイに仕上がっ
てきました。とても気に入っている
バッグということで、大喜びでした
（60代男性と50代女性）