他人の悪口ばかり言う人。
御礼を言うことを知らない人。
悪行をおこなうことを好む人。
他人に物をあげることを嫌がる人。
ウソをついてでも、
他人にうらやましがらせることを好む人。
悪いことでも、恥を知らない人。
このような人こそが、最低の人間である。
「原始仏典『スッタニパータ』
第一章第七節―百三十三番]
釈尊が具体的に、
因果の視点からも
最低な人になる条件を挙げています。
人として、最低だと見なされる条件です。
来生の転生(生まれ変わり)に
影響する霊的な因子でもあります。
このような人は、
偉い人、裕福な人にも
たまに見かけます。
つまり生まれた環境や、
社会条件は関係がなくて、
個人の魂のサガ(性・自我)から
生じるものだと言えそうです。
この中で気になる表現は、
「御礼を言うことを知らない人」。
良い人ではあるのですが、
何かを提供されても
「無言」のままの人がたまにいます。
本人は悪気はなくて、
何とも思っていません。
これだけは、親の躾や、
受けた教育が影響する問題に感じます。
小さな子どもが親から、
「御礼を言いなさい!めっ!」
と他人の前で怒られている光景を、
昭和時代はよく見た気がします。
でも今の時代は、
若い親自身が無言のままで、
子どもの前で他人からの善意を
「受け流している」場面を見ます。
例えばビジネスマンの場合でも、
喫茶店で打ち合わせ中に
店員さんがコーヒーを
目の前に差し出した時に、
(1)軽く会釈をして、
感謝の意を表する人。
(2)ふんぞり返り、
当然だと無視をする人。
どちらが信用できる人でしょうか?
私はその人の所作が
(1)か(2)かを見て、
相手の誠意の有無の
判断をして参考にします。
こういうことが、
仕事にも反映するからです。
前記の条件を冷静に見ますと、
まるで子どもです。
子ども時代は、
誰もがこんなところが
あったかも知れません。
でも、中学生の頃から多くの人が、
このようなサガを卒業して、
社会的に洗練されていきます。
しかし中には、成人後もこのままの人、
あるいは老後にこのような
悪いサガが再燃する人が見られます。
このようなサガは外国でも、
卑しい人、恥知らずと
もっとも侮蔑(バカにされること)
されるポイントです。
コノ世で「恥」とされるポイントは、
アノ世では罪と見なされて、
因果として来世に残ると言えます。
いくら貧乏でも、
恥ずかしいと思われることは
したくないものです。
経済的に苦しくても、
心は高貴に、高潔に、
正しく生きることは
いくらでも努力で可能です。
前記のような卑しい行為から離れて、
自分の良心に従って生きていけば、
どんな環境に住んでいても大丈夫です。
必ず天国に行きます。
「柔訳 釈尊の教え 第ニ巻」
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お客様の声
全国宅配
●デザインやカラーが好きで同じブ
ランドの同じバッグが良かったので
すが、現在販売終了している状況で
した。使い古して壊れていたためど
こまで修繕されるか分からなかった
のですが、型崩れや塗装落ちが新品
のようになりとても満足しています
。素晴らしい技術です。ありがとう
ございました。