水流の中で魚網に捕まった魚が、
網を突き抜けて川に戻るように、
世間にある様々なサガ
(ワレヨシの自我・性)への
執着を断ち切りなさい。
そして過去に自分の執着心から、
自分のサガの炎が
焼き払った場所・相手に
留まることがないようにしなさい。
てな交わり、集団の中に自分がいましても、
自分一人で歩く覚悟を持ちなさい。
まるで一本角が立つ
サイのように一人で歩みなさい。
「原始仏典『スッタニパータ』
第一章第三節ー六十二番]
(1)自分の「思い」が何かに捕まったとしても、
その網をスルッと抜けなさい。
人は、色々な物事に
自分の思いが占められて、捕まるものです。
それは過剰な趣味かも知れないし、
異性かも知れないし、
バクチ・薬物・金儲け⋯⋯なのかも知れません。
仕事にしましても、
自分が何かの思いに縛られている間は、
ミスを多発したり、その仕事を伸ばすことが
できないものです。
仕事をしながらでも、
何事にも縛られない「冷静さ」を
維持することで、
結果を出すことが逆にできるものです。
*自分の思いを捕まえる網を、
スルーする気持ちを常に持ちましょう。
ということです。
他人から嫌味を言われましても、
喜んでスルーしましょう。
自分が腹を立てる時点で、
自分の思いが捕捉された、
網にかかった魚であることを
知っておきましょう。
(2)自分のサガの炎が焼き払った
場所・相手に留まることがないようにしなさい。
人間とは、過去に付き合った異性や、
過去の仕事に、過去の家庭に、
戻れるのではないかと思い続けながら、
今の生活を捨てている人が多いものです。
済んでしまった過去に、
今の自分の思考の大半を占めながら、
今の生活をおろそかにすることが
人にはありがちです。
これでは過去をダメにした自分が、
今の生活もダメにしつつあることを、
人は気づかないものです。
でも、自分の周囲にいる人々は、
それが何となくわかり
嫌な思いをしているものです。
*済んでしまったことには、
執着をせずに、常に今を見ること。
*コノ世では、どんなことにも
自分の思いが一つのことに縛られるうちは、
それは執着であるから注意すること。
このようなことを、この項から思います。
コノ世を川の「流れ」、
人を「魚」と見ること。
これは霊的には、非常に言えることです。
老子も、川、魚というキーワードを使い、
コノ世の諸相を表現しています。
遺伝子の流れを見ましても、
人は魚でもあるようです。
やはり釈尊の視点は、
どこから見ても筋が通った真理です。
紛争中の激流の中に住む
可哀想な子どもたちもいれば、
寒い季節でも温々とした穏やか中で
クリスマスに浮かれる人々も、
同時に存在するのがコノ世です。
この因果の流れを冷静に眺めながら、
どんな川の流れに自分がいましても、
感謝せずにはいられない
心境になれることが、
来生に自分が住む川の
「流れ」を決めていきます。
今日も感謝しながら暮らし、楽しみましょう。
「柔訳 釈尊の教え 第一巻」
著:伊勢白山道より転載
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お客様の声
君津本店
★お母様からゆずり受けた着物をク
リーニングに出され、「きれいにし
ていただいてありがとうございます
。母は小さかったので着れないので
、何かリフォームしようかなと考え
ています。」と、「お世話になりま
した。」とも。うれしそうでした。
(50代 女性)
伊勢丹新宿店メンズ館
●シルクブラウスの汚れ、シミもス
ッキリ落ちて、「とてもキレイに仕
上がっていますね。やわらかく見え
ます。」と、おっしゃっていました
。(40代 女性)
阪急メンズ東京
●ゼニアのコートを出したいという
お客様が、お電話にてお問い合わせ
がありました。
●バヴアーのオイルクロスのコート
の臭いを取りたいというお客様がご
来店されましたが、オイルを取らな
いと臭いは取れないということで、
今回は見送りとなりました。