前項の補足として、
怒りをよく持つ者が、
再び転生(来生も苦しい世界に生まれ出ること)
しなければいけなくなる理由を説明します。
まず人が怒るということは、
*怒りの対象(他人)へ
悪いマイナス磁気を与えて、
他人に見えない傷を与えることになります
(生霊の意味でも)。
*このことは、その自分が嫌いな相手との間に、
霊的な貸し借りの借金を
増やしていくことになります。
死後は、その借金を帳消しにするために、
因果(貸し借り)を消すような
組み合わせに出会う縁の者同士が
自動的に組まれて生まれ出る法則が存在します。
つまり、自分が嫌いな相手ほど、
再び来生でも縁ある者同士(または家族)
として出会います。
激しく憎み合って、
肉体的にも傷つけ合った者同士ほど、
さらに深い因縁のために近い身内、
または家族・伴侶となりやすいのです。
金銭も含めて、
大きな貸し借りを残したまま
今生を終わった者同士ほど、
来生は違う形でも
(下の処理を含めた介護をするなど)
縁者となり転生します。
*だから、本当に嫌いな相手、
二度と絶対に出会いたくない相手には、
自分は怒るべきではないのです。
再び出会わないために。
*自分が怒りますと、その人との間の
貸し借りの縁が強化されていき、
再び来生も出会う磁石になってしまいます。
*本当に怒るべき相手には、
逆に冷めるべきなのです。
わざわざ露骨に無視をすることも不要です。
それも縁が生じます。
*もう良いからと、
その相手を逆に許す・赦すべきなのです。
以上の因果の法則が完璧に言えます。
イエス・キリストが、
磔にされて処刑されている最中、
自分の手のひらに大釘を打ち込む相手に向かって、
「あなたを赦します」と言いました。
これは、来生でも二度とこういう関係の
縁を生じさせないためだったのです。
良い意味での最高の呪縛をかけたことになります。
この因果の法則は、
良い面に利用もできます。
自分が成功するための大切なヒントがあります。
他人に喜ばれることをすれば、
どんな縁が生じるのでしょうか?
他人を許し、祝福していけば、
自分自身がどうなるのでしょうか?
非常に楽しいことになっていくのです。
これも物理法則でそう「なる」のです。
すでに決まった運命など存在しません。
自分の努力で変わります。
すべては自分自身の行動の反射が、
誤差なく、間違いなく、
自分に還って・返って・帰っているだけなのです。
自動反射を運命と勘違いしている人が多いです。
どんな悪因でも、今からの善因で
上書き修正が死ぬまで可能です。
今日も怒らずに、「正しい意味での」
許すべきことは許してみましょう。
相手を憎い間は、コノ世でも来生でも
さらに近寄ることになりますから注意しましょう。
「柔訳 釈尊の教え 第1巻」
著:伊勢白山道より転載
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クリーニングのお勉強
●部分的にビロード風に見せる
フロック加工を施した生地を縫い合わせた
ジャケットです。
クリーニングに出したら、フロック部分の毛が抜けて、
ペタンと押さえたようになってしまいました。
どうすればいいのでしょう?
フロック加工は、パイル・オン・パイルと呼ばれ、
材質はナイロン、レーヨン、ポリエステルを
植え付けたものが一般的です。
何ミリかに切り揃え、
基布に糊を塗布し、静電気で毛を立たせて
植え付けるのです。
着用時の摩擦によって毛が擦り減り、
また毛が寝たようになったのでしょう。
生地そのものの損傷ですから、
これを回復させることは困難です。
「Q&A クリーニングクレーム120」
著:澤 浩平 より抜粋
※フロック加工は接着剤(バインダ
ー)を塗布した織物やニットの基布
の表面に、短く切断した繊維(フロ
ック)を静電気や機械的振動などを
使って直立させた状態で植毛する加
工ですので、接着樹脂が経時劣化す
ると、フロックがまとめて剥がれ落
ちることもあります。クリーニング
前に見た目で接着樹脂の劣化を判断
するのは難しいですが、3年以上着
用している衣類や、一部でも剥がれ
が見られる商品は、大きく剥がれる
可能性を了解の上で受け付けること
になります。