「コノ世のすべての物事は、
必ず絶対に変化します」(諸行無常)
「コノ世のすべての物事は、
苦しいことも伴います」(一切皆苦いっさいかいく))
「コノ世のすべての物事は、
自分のモノは何一つもありません」(諸法無我)
このように思いながら
コノ世を明るい気持ちで見直した時に、
人間は初めて苦しみから
離れることができます。
これこそが、人がほんとうに
幸福になれる手段なのです。
[原始仏典『ダンマパダ』
第二十章―二百七十七番〜二百七十九番]
⑴コノ世のすべての物事は必ず変化して行くから、
心配するな。あわてるな。
⑵ただし、幸せも変化して変わって行くから、
どんな幸福にも別れという苦しみが
訪れることを忘れるな。
⑶初めから、コノ世には
自分のものは何もない!と思っていれば気楽だろ?
釈尊がこのように語りかけるようです。
要するに、
「執着するな」
「執着しないからこそ、それを真から楽しめるのだよ」
「変な執着をしないからこそ、
逆に思い切りがんばれるのさ」
「執着しないからこそ、
逆に多くのものを得るのさ」(これは投資の極意)
このようにも響いてきます。
そして再度、以上を読み直しますと、
「アハハ〜、なんだ、すべては気楽で良いじゃないかー」
と腑に落ちてきます。
そうしますと、この項の最後の文章で、
「このようにコノ世を明るい気持ちで見直した時に、
人間は初めて苦しみから離れることができます。
これこそが、人がほんとうに幸福になれる手段なのです」
と釈尊が言われることは、
ウソではないのです。
赤ちゃんが笑顔なのは、
何も持たないからかも知れません。
何かを持つと、何かを持とうとしますと、
人間は心配と苦悩が始まるようです。
でも必要なモノは欲しいです。
だから、執着せずに欲しがっていれば、
どうなるのでしょうか?
「こうなれば良いなあ〜」ぐらいが、
最高の実現力が霊体から
発揮されやすい状態だと感じます。
何事も軽く思っている程度が、
力みが消えて最高のパフォーマンスを発揮する
人体の秘密があります。
これは合気道の極意にも一致することです。
「何も考えない」人間とは、
逆に怖いものです。
動きが読めないのです。
「無になれ」とよく言うものですが、
どうすればよいかわからないでしょう。
だから「考え過ぎずに」「難しく考えずに」
「何の執着も持たない状態」
「自分には何もない」と
思っているだけでもよいです。
老子も言われますように、
「カラになれば、何かが入って来るしかない」
という自然循環のモードに入ることが可能です。
自分なりの最高の努力をしながら、
*執着しない。
*軽く希望する。
*最終的には何も持てないことを覚悟する。
このように生きていますと、
コノ世が最高に楽しい世界へと
変わって行くことでしょう。
これは真理の法則に合っているからです。
「柔訳 釈尊の言葉 第二巻」
著:谷川太一より抜粋転載
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お客様の声
君津本店
●「いつもきれいにしていただいて
ありがとうございます。」と、60代
女性。
伊勢丹新宿店メンズ館
●オイルド加工のムラ感が、とても
良い具合に仕上がっているとお喜び
でした。
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クリーニングのお勉強
●エンボス加工のジャケットをクリーニングに出しました。
すると、ところどころの凸部分の柄が伸びてしまいました。
どうしてこのようになるのでしょう?
また、これは直るのでしょうか?
クリーニングの仕上げ時にプレスによって
押さえられたためでしょう。
この伸びた部分はある程度回復は可能ですが、
凹凸部分が着用時の
摩擦や生地の損傷によって取れてきたものは直りません。
クリーニングを依頼するときに、
双方で確認し合うことが大事です。
また場合によっては、
状態を写真で撮るなど
記録しておくことでトラブルを避けることができます。
「Q&A クリーニングクレーム120」
著:澤 浩平 より抜粋
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