よく仕事ができる人が、
正しい人間であるとは言えません。
善と悪を「賢く」
見極めることができる人こそが、
正しい人です。
[原始仏典『ダンマパダ』 第十九章-二百五十六番]
会社組織では、
仕事の成果を上げる人間が
評価をされていくものです。
そうなりますと、
その人の発言が組織内の
暗黙のルールとなるものです。
その人の意見が、他の社員の弱者切り捨てに
なっていることも多々あります。
仕事ができる人は、
自分が成した実績が、
実績を上げていない他の人よりも
正しく評価されることが公平だと言います。
実績を上げていない人は、
自分たちの下働きが
売り上げの基本に貢献しているから、
売り上げ数字だけで
待遇を差別するのは公平ではないと言います。
両者共に、公平性と平等性を
「それぞれの立場から」言うものです。
これを野球で例えますと、
*目立つピッチャーばかりが高額査定されて、
地味な野手には不公平。
でも、ピッチャーの活躍年数とは
短くて、野手は長い。
*長期の視点で見れば、
公平に収束していくものだ。
と言うこともできます。
この項で釈尊は、
仕事の評価につきましては、
「仕事ができる人=正しい人」とは
必ずしも言えないとだけ触れて、
それよりも「善と悪の区別を
自分で正しくできる人になりなさい」
と言われています。
今の社会にも、善と悪の区別を
正しくできない人が増えています。
それの何が悪いのかが、
ほんとうにわからない人間が増えています。
危険な薬物・不倫・援助交際・詐欺・・・・・・、
その人だけの自分勝手な屁理屈を言うものです。
でも、その人の良心(内在神)は、
何が正しいのかを知っています。
つまり、善と悪の区別を
いい加減に自分自身に対して
甘くしているのが人の自我です。
でも釈尊は、善悪を正しく
自分で区別する生活をしなさい
と言われています。
それが、真の幸福につながるからです。
他人への「配慮」や「思いやり」を自分が持ちますと、
その視点から物事の善悪を正しく判断できます。
だから、この項は、
「他者への思いやりのある人が正しい人です」
とも言えそうです。
自分が善悪を正しく意識して、
他者への思いやりを増すほど、
内在神(良心)が発露した人になっていきます。
意識の表面に内在神が現れてきますから、
自然と良い選択を自分でおこない、
自分がすることが成果を成し始めます。
これがカンナガラ状態(神人合一)であり、
これが増せば神人となっていきます。
自分の生活の中で、
人は神人へと進化を起こすことが可能なのです。
もうそういう時節が始まっています。
アノ世に戻りますと、
自分が巡り着いた次元よりも、
アノ世の中で上の次元へ行くことは不可能なのです。
アノ世では、次元と次元の間は
まったく断絶しているからです。
アノ世で過ごす場所の次元を上げるには、
コノ世に生まれ出て、コノ世で気づきと
善徳貯金を貯めるしかありません。
だから神人になれるチャンスも、
コノ世にしかないのが真相です。
コノ世だけが唯一の貴重なハブ空港
(多くの国々と連絡・連結された空港)なのです。
短いコノ世の人生でがんばらなければ、
いったいいつがんばるのでしょうか?
それ
は、今しかないのです。
自分の生活の中で、
善悪の区別から目をそらさずに、
思いやりを意識して生活してみましょう。
これが自分の運気と生活を安定させ、
すべてが変わり始めます。
「柔訳 釈尊の言葉 第二巻」
著：谷川 太一より抜粋転載
・・・・・・・・・・・・・
お客様の声
君津本店
●白のブラウスをシミ抜きに出され
、本日お受け取りに来られた方が、
「わーすごくきれい！！これでまた
着れる！！」と、大変喜んでいただ
きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・
クリーニングのお勉強
●あえてシワ加工を施した
デザイナーズブランドの
ビッグパンツです。
このパンツをクリーニングに出したところ、
シワが伸ばされて戻ってきました。
デザインとしてシワ加工されていたのに、
シワを取ってしまうと特徴がなくなり、
ただの大きいパンツに変形してしまいました。
ショックです。
こんな場合はどうすればいいのでしょう？
クリーニング店では、
このパンツのシワは、
あえて加工したものなのか、
あるいは着用によってできたシワなのか
判別できない場合があります。
業者からお客さまにお尋ねし確認すべきですが、
お客さまからもクリーニングを出される時に、
シワ加工である旨を伝えて依頼するようにしてください。
こうして伸ばしてしまった以上、
改めてシワ加工をする必要があります。
クリーニング店の受託責任がありますが、
同時にお客さまの委託責任もあるのです。
お互い話し合って解決してください。
クリーニング店も信頼関係で成り立っているのが
サービス業だということを念頭においてください。
「Q＆A クリーニングクレーム120」
著：澤 浩平 より抜粋
※シワ加工かどうかを迷うことは時
々あります。シワの入り方である程
度判断出来る時もありますが、古い
ものだと加工されたシワ自体が薄く
なっていて分からない場合もありま
す。受付時に、シワのあるものは、
伸ばして仕上げて欲しいのか、シワ
加工なので、もっとシワっぽく仕上
げて欲しいのか、また、シワ加工で
なくてもピシッと伸ばすのではなく
て、洗いざらし風に仕上げて欲しい
のか、など様々な要望を確認して預
かることが大切です。
・・・・・・・・・・・・・・・