誰にでも死が近づいています。
だからこそ、自分の"心"に拠りどころを持ちましょう。
今にできることは、何でもすぐにしていきましょう。
自分なりに知恵を持って生きましょう。
心に汚れがあれば、流しましょう。
[原始仏典『ダンマパダ』 第十八章―二百三十六番]
子どもでも大人でも、
常に誰もが死と隣り合わせです。
自分が若くて健康なうちから、
この避けられない事実を、
死というものを「明るく」忘れないでいますと、
*ひどい喧嘩をしている者同士を見れば、
つまらないからやめろと言いたくなります。
*ひどい上司に自分がイジメられましても、
良い修行をさせてくれるものだと
冷静に見られるかも知れません。
*困っている人を見かければ、
手助けをするかも知れません。
*自分が他人からダマされましても、
それも思い出だと思えるかも知れません。
自分が必ず死ぬ存在だと意識するだけでも、
なんと気持ちが楽になれるのでしょうか。
人間の悩みとは、
自分が必ず死ぬことを
忘れているために起こることばかりです。
このようなことを病魔に侵されて
自分が働けなくなってから気づきましても、
それではもったいないのです。
だからこそ釈尊は、
⑴「今にできることは、何でもすぐにしていきましょう」。
自分の良心が許すことは、
思いつけば吉日で何でも挑戦してみましょう。
それを見てやりましょう。
⑵でも、コノ世に生きる間は、
知恵を持って行動しましょう。
⑶自分の心に悪い点や、
過去の汚れがあると思えば、
それも自分が悪かったと素直に思い、
流していけばよいのです。
思い出すごとに、
素直に心に謝っていけば大丈夫です。
⑷もう済んだ過去は置いておいて、
今から自分の良心に沿って生きて行けば
人は大丈夫なのです。
生きている間は修正が可能です。
通説では、釈尊は死後の世界を語らなかった、
認めていない、とも受け取られていることがありますが、
原始仏典では人は「天に帰る」
「アノ世は実在する」「死後の世界はある」
という前提で釈尊の言葉が述べられています。
釈尊が生きた時代から
すでに二千五百年も経過しましても、
米国を始めとする世界中の
最先端の科学者が
死後の世界の有無について悩んでいます。
でも、老子いわく、
「宇宙は必ず陰と陽という二つが
セットで生じる法則がある」と示唆されています。
つまり、このためにコノ世がある事実から、
アノ世が存在するのも明らかなのです。
陽(コノ世)だけで存在するほうが、
物質の安定という意味でも
有り得ないことなのです。
私たちは、コノ世(陽の世界)という、
まだ人生の「半分」を生きているだけです。
だから何もあわてることはありません。
コノ世で他人をイジメている人間を見れば、
アホな人だと思って笑っていましょう。
そんなことよりも、
自分の右胸に実在する
大いなる存在に感謝をして、
今を懸命に生きることが、
ほんとうに貴重であり大切なことなのです。
コノ世だけで可能な、期間限定のことです。
この継続により、
人は永遠を生きることになります。
すべての恐怖は去り、
安心に包まれることでしょう。
「柔訳 釈尊の言葉 第二巻」
著:谷川 太一より抜粋転載
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クリーニングのお勉強
●ロゴマークをプリントした
シンプルな高級ブランドTシャツ。
たかがTシャツなのですが、
4万8千円もした高額品なので
クリーニングに出しているのです。
それが何回かクリーニングするうちに、
片方の脇線がねじれてきたのです。
とても大事にしていたので、
もうすごくショック。
高級ブランド品でも
こんなことになるのでしょうか?
高級品は、単に価格が高いだけでなく
ブランドのもつ品質への
こだわりが価値をもっているのだと思います。
しかし、クリーニングでねじれが出るのは、
クリーニングの処理に問題があったのではなく、
製品そのものに欠陥があるからであり、
製造者にねじれの出ない商品を
希望したいものです。
JIS規格ではニットのねじれは
15%以内と規定されていますが、
もともとニットは下着の概念があり、
規格が甘いのではないかと考えられます。
「Q&A クリーニングクレーム120」
著:澤 浩平 より抜粋
※ラグジュアリーブランドのTシャ
ツは、繊維が細く、生地が繊細なも
のが多く、普通のシャツと同じよう
に、多くの他の品物と一緒に洗濯機
で洗ったり、タンブラー乾燥すると
斜行します。それを防ぐには、汚れ
やすい首回りは、前もって洗剤を付
けて、ブラシで軽くたたいて汚れを
浮かせ、小さめのネットに畳んで入
れて、手で押し洗いします。ねじれ
てしまったTシャツは、ねじれの程
度によっては、アイロンプレスで、
ある程度戻せる場合もあります。
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