怠けずにがんばりましょう。
善行の道徳を行動しなさい。
善い道徳に従って生きる人は、
アノ世でもコノ世でも幸福の中で暮らすことになるのです。
善行の道徳を行動しなさい。
悪行の屁理屈により行動してはいけません。
善い道徳に従って生きる人は、
アノ世でもコノ世でも幸福の中で暮らすことになるのです。
[原始仏典『ダンマパダ』第十三章-百六十八・百六十九番]
私の釈尊についての記憶では、
釈尊が「アノ世」という意味の示唆をおこなったことは、
あまりないのです。
だから、この項に「珍しい」という思いから注目します。
この意味は大きいのです。
釈尊は、宇宙という大きな意味での別世界や、
如来や菩薩という聖なる存在が
実在することは示唆されましたが、
人の死後の霊の存在や、
人の魂が住む霊界については、
ほとんど発言をされませんでした。
実はこれと同じことが、
近代インドに生誕した聖者ラマナ・マハルシにも言えるのです。
ラマナ・マハルシは霊界について聞かれますと、
「なぜ、今生きている世界のことを考えないのだね?」
「きみは、コノ世がわかっていないのに、
どうしてアノ世のことを聞くのか?」というように、
不思議そうに質問者へ逆に聞いていました。
霊界については釈尊もこれと同じだったのです。
これは、高い霊性からの視点では、
*人の魂は「生き通し」であり不死であること。
*自分の心が住む環境が死後に変わるだけであり、
コノ世とアノ世と分ける必要がないこと。
このようなことが理由であると感じます。
従って釈尊がこの項で、
「アノ世でもコノ世でも幸福の中で暮らすことになるのです」
と発言された意味は大きく、
私たちは今の自分の心境のままで継続して、
アノ世で暮らすことになると思っておいてください。
だからこそ、今のコノ世での善行が大切なのです。
コノ世だけでムダにはならないのです。
アノ世にも持ち越すのです。
コノ世で屁理屈をつけて悪行をしていますと、
アノ世でもやはり同じなのです。
すると、アノ世は「同類同士が集まる世界」に
磁石のように引き寄せられますから、
悪行をする人は、悪行をする同類しかいない世界へと行くのです。
"善い人も真面目な人もいるコノ世で"悪行をするから、
「美味しい』「楽だ」と錯覚しているだけなのです。
悪人しかいない世界で悪行をしましても、
決して楽なことは何もないのです。
さらにひどい目に自分が遭うだけです。
だから釈尊も、生きる短い間ぐらいは、
ひたすら善行の道徳に生きなさいと、
この項で二度も繰り返し示唆されています。
そうすれば死後も、
善行の道徳をおこなう者同士だけが
住む世界に行くことになるからです。
その世界を第三者が見ますと、
とても平和善い世界に見えます。
これが天国の正体です。
地獄の正体もわかりますね。
悪人ばかりがいる世界とは、
非常につらい世界であることでしょう。
自分と似た者同士「だけ」がいる世界でも、
楽しく思える今の自分を目指しましょう。
いや、自分のような人間がたくさんいる世界は怖い、
嫌だともし思うようならば、
その今の自分の生活ではダメなのです。
生活努力をした上で、
自分のことが好きになれることが大事です。
それは自分の良心に認知された証明です。
まずは、自分自身のことが真から好きになれますように、
今の生活をがんばりましょう。
「柔訳 釈尊の言葉 第二巻」
著:谷川 太一より抜粋転載
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お客様の声
君津本店
●「保管ありがとうございました。」」と、早々
お受け取りに来られた2名のお客様・「また!0月
のもあるよね」と、笑顔でお帰りになられました。
木更津津店
★スーツやオープンシャツをいつもお出し下さる
お客様。「水洗いだととても気持ちよく着用できて
いいよ」ととても喜んでいただけてます。
●50代・女性
「セーターの穴の修理もよくできていますね。
ありがとうございます」とお喜び頂きました。
・
新宿伊勢丹メンズ館店
クリーニングのお勉強
●金糸を織り込んだニットのワンピースなんですが、
金ラメの部分がところどころはげてきて
輝きがなくなっています。
とくに首回りや肩などの色が変わってきました。
これは元通りにならないものでしょうか?
摩擦や度重なる擦れによってはげてしまった
ラメ糸を元に戻す方法はありません。
染めた色が少し薄くなったぐらいなら
修正もできますが、
ラメ糸の場合はラメを入れ替えるという形でしか
修正できません。
ただ糸ですから当然、寿命があります。
もしバッグの角にひっかけて傷んだのなら、
修正業者にそこだけラメ修理し、
差し替えてもらうということはできます。
部位の状況やコストを考えて頼みましょう。
金糸の衣服を着用するときはくれぐれも、
擦れや摩擦に気をつけてください。
「Q&A クリーニングクレーム120」
著:澤 浩平 より抜粋
※金糸やラメ糸は、金属ですから、漂白
によって脱色したり損傷することもあり
ます。強い洗いは行えませんから、汚れ
の軽いうちにケアを行ってください。
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