他人を痛めつけるような言葉を
使用してはいけません。
言われた他人は、
言葉で反論するか、
もし言えなければ心中で言い返しています。
他人を痛める言葉は、
必ず苦痛という現象を自他に生みます。
他人を痛める言葉を言った人は、
いつか必ず苦痛という反射を
受けることになります。
[原始仏典『ダンマパダ』第十章―百三十三番]
釈尊が、言霊について説明されています。
他人を痛めつける言葉を吐きますと、
言われた人も傷つきますが、
発言した人も自分自身を傷つけているのが、
霊的な真相なのです。
だから、汚い言葉を使う人は、
その人の顔つきから、思考から、
身なりから、行動から、食べ物まで、
すべてが嫌悪されるべき様相に
向かっていきます。
自分では知らずに、
自分自身が使う言葉により、
自分の明日を形成していたのです。
新約聖書にも、
「宇宙の原初に言葉ありき。
言葉は常に神と存在する。
言葉は神だった。
万物は言葉によって成った」
という宇宙創造の説明があります。
旧約聖書では、
神様の原初の言葉は、
「光あれ」(光よ、存在しなさい)
であったとされています。
つまり言葉とは、
「創造を生む」という秘密が
聖書にも明記されています。
日本では古来、
言葉には言葉の霊が宿っており、
言葉の霊がコノ世に吐かれて
受肉する・物質化するという概念があります。
やはり、何かを創りたい時は、
「最初に言葉ありき」なのです。
「会社を創りたい」
「子どもが欲しい」
「結婚したい」
このようなことを心中で
思うだけではなくて、
自分の言葉に出すことで、
自分の善行の因果の相殺(差し引き)の上で、
「成るべきものは成る」
という創造が自然と発生していきます。
もちろんこれは、
自分の日々の生活の中での
努力の継続があっての話です。
ちなみに芸能界でも経済界でも、
真の成功者は普段の言葉遣いが
誰に対しても丁寧であり、
礼儀正しいそうです。
だから将来に成功するであろう人を
見つけたい時は、
その相手の普段の「素の状態」の会話を観察することです。
使う言葉がキレイであり、
思いやりがある人はまず大丈夫です。
堕落する人は、
やはり自分の言葉遣いに注意をしていません。
自らマイナスの創造を、
言葉で明日に向けて
刻印していることになります。
つまり、明日の自分をより改善させるには、
今日使う言葉に注意をいたしましょう。
そして、釈尊が言われますように、
「他人を痛めつける言葉」などは、
いかに恐ろしい言霊を
「自分自身に対して」
生むのかを知っておきましょう。
「柔訳 釈尊の言葉」
著:谷川 太一より抜粋転載
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お客様の言葉
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クリーニングのお勉強
●クリーニングに出した水色のワンピースですが、
まだ数回しか着ていないのに襟と肩の色、
袖の部分がそれぞれ微妙に変色しています。
クリーニングしたことで、
このようになったのでしょうか？
クリーニングによるものでしょう。
とくに紫外線の量が少ない、
イタリア製のシャツなどによく見られます。
イタリアでは、おしゃれなカラフルなシャツは、
どちらかというと日が燦々とさしている昼間ではなく
夜着るものなのです。
紫外線の量が少ない国で製作された衣類の
染色堅牢度は、日本人が考えているほど
丈夫なものではありません。
襟や肩など光線の当たりやすいところは、
クリーニングするたびに
色が変わっていきます。
また蛍光灯の光線でも退色していきます。
とくに水色は退色しやすい色です。
直す方法はないのですが、
通常のクリーニングではなく、
特別な手洗いなどをしてくれる
コースやクリーニング店を選ぶことも大事です。
「Q＆A クリーニングクレーム120」
著：澤 浩平 より抜粋