自分の願い事を叶えたいがために、
人がコノ世で神様を祭って、
多くの奉仕とイケニエを
年中捧げたとしても、
火炎に多くの貴重品を
捧げて燃やしたとしても、
それから得られる恩恵とは、
正しい生活行為の数割にも満たない。
つまりは、祭事よりも
真面目に働く人々を尊敬するほうが、
その恩恵は大きいのです。
[原始仏典『ダンマパダ』 第八章―百八番]
ここまで言いますか?
ということを釈尊がおっしゃっています。
これには、釈尊が生きた
二千五百年前の社会事情があるようです。
やはり当時でも怪しい修行者が多数もいて、
真理を体得した釈尊から見ますと、
ムダで幼稚な土着信仰が多かったのです。
神像の前で家畜を殺生じて血を捧げたり、
火炎の中に貴重な品を燃やすことで、
人の願い事を叶えようとしていたのです。
修行者が幅を利かす当時の社会で、
「そんなムダなことをするよりも、
真面目に働く普通のお父さんやお母さんを
尊敬するほうが、
神様からの利益は大きい」
ということを
街の中で触れ回っていました釈尊が、
修行者たちから糾弾されていたのは
当然のことでしょう。
考えてみますと、
釈尊とは怖いもの知らずです。
王家出身の世間知らずの
不思議ちゃんとも
思われたかも知れません。
数千年間も継続している
風俗・身分制度に一人で立ち向かって、
「そんなバカなことはやめろ!」
と街中でとうとうと説教したのですから。
しかも、当時の釈尊が正しいと
推挙したことが
「祭事よりも真面目に働く人々を
尊敬するほうがよい」という、
現代社会でも信じられないような
アタリマエすぎて斬新なことだったのです。
むしろ、二千五百年も経過した現代のほうが、
正しい信仰の質が落ちたのかも知れません。
では、日本の神道はどうなのか?
と言いますと、
食うためだけでも必死の当時の
インドにはなかった信仰であり、
今でも理解し難い信仰だと言えます。
五穀豊穣への感謝という
作物への「感謝をする」
ためだけの信仰だったからです。
ケモノの血しぶきを
神様に捧げるなどは、
厳禁も厳禁の信仰の世界が神道です。
この項の釈尊の言葉を素直に聞いて、
働く人々を尊敬して
自分も正しい生活行為を継続するならば、
その人の老後は幸福な状態に
「社会的にも」なっていることは
間違いがありません。
数十年後の老後が
幸福になれる信仰こそが、
ほんとうの真理に沿った
正しい信仰だったという証明になります。
徒党を組んで
自称の正しい信仰をしましても、
自分の老後が不幸ならば
やはり何かが変だったのです。
もし不幸ではなくても、
信仰のために多くの貯金と、
家族との二度とない貴重な時間を
ムダに捨てていたならば、
やはり死ぬまでに後悔をします。
このようなことがないように、
今日も真面目に働いて、
家族の人に感謝の気持ちを送りましょう。
これが釈尊のお墨付きの
ほんとうの信仰だったのです。
「柔訳 釈尊の言葉」
著:谷川 太一より抜粋転載
・・・・・・・・・・・・・・
お客様の声
君津本店
★40代・男性
「Tシャツがシミ抜きをお願いしたところも
キレイになったし、全然くすんでいたのも
新品みたいにキレイになってる。またこれ
からもお願いします」と、またお預かり
しました。
伊勢丹新宿メンズ館店
●40代・男性
ベージュカラーのダウンコートで
汚れ落ちを気にしていらっしゃい
ましたが、「キレイに取れている」
と、大変喜ばれていました。
阪急メンズ東京店
●H様ご来店のクチネリ2着の早急な
フェイスタイムでのお見積りありが
とうございました。
●T様、ドルチェ＆ガッバーナのTシャツ
のクリーニングやパールトン加工等、
ご来店時にTシャツ9着承りましたので
よろしくお願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・
クリーニングのお勉強
●ジャケットをハンガーに掛けたまま
室内に置いていたら、
蛍光灯の光によってでしょうか、
襟の裏側とは色の違いがはっきり分かるほど
焼けてしまいました。
室内に置いていただけで、
こんなことってあるのですか？
照明器具からの光線や
窓からの自然光によっても、
繊維はつねにダメージを受けます。
売り場に陳列されているだけでも、
また厳密にいえば
クローゼットの中でも変色は進んでいるのです。
この変色を防ぐためには、
光線を避けるためのカバーをするといいでしょう。
また日差しの強い窓には
遮光避けのカーテンをしておくといいでしょう。
部分的な日焼けの修正は
染色補正でできますが、
全体的なものは染め直すしかありません。
「Q＆A クリーニングクレーム120」
著：澤 浩平 より抜粋
・・・・・・・・・・・・・・・・・