大きな大地のように素直になり、
隙間がない建てつけの良い
門の扉のように、
すべてにメリハリのある
ケジメを付けていき、
澄んだ湖には汚れがないように
自分もなること。
このような心境にいる人は、
すでに生と死の区別(境界)が消えて、
生き通しになっています。
「原始仏典『ダンマパダ』 第七章 ―九十五番]
(1)大きな視野を持って、
素直になりなさい。
(2)すべてに誠意ある
ケジメを付けること。
(3)澄んだ心でいなさい。
このような心境の人は、
すでに死後も自由である。
と、釈尊がおっしゃっています。
この項で注目すべきは、
「生と死の区別が消える」
という示唆を釈尊がしていることです。
私たちは生きている間は、
他人の死という
生死の区別を見せられて、
とても死を恐れています。
でも釈尊は、
前記の三つを貫徹すれば、
その人は生死の区別から自由になり、
死を無闇に恐れなくなると
断言されています。
この三つを旨として貫徹すれば、
「行けばわかるさ」ということです。
自分で体験するしかわからないから、
言葉では説明できないから、
まずはこの三つを自分の生活の中で
心がけなさいということです。
ここで思いますことは、
生死の区別を生きながら
超えるために、
古今東西のいろいろな宗教が
秘伝を伝承しています。
空海さんの即身成仏にしてもそうですし、
チベット密教や近代の西洋の秘教集団も、
「生死を生きながら超える秘伝」
というものを目指しています。
しかし、そのどれもが
社会の日常生活からかけ離れた、
ある意味では非常に難解で
特殊な秘密に過ぎないのです。
そこでこの項を改めて見ますと、
二千五百年も前の
釈尊の教えとは、
なんとシンプルで
日常生活に即したものであり、
現実的であり道徳的な内容なのでしょうか。
これならば誰でもできることです。
生きる上で誰でも
知っておいたほうがよい内容です。
このシンプルな三つで、
釈尊が「生死の区別を超えられる」
と保証する意味は非常に大きいのです。
これこそがほんとうの真理なのです。
奇異な行法を神聖だと
勘違いしては絶対にいけません。
社会の中での生活こそが、
もっとも崇高な生活の場であり、
最高の修行の場所なのです。
人類は、物事を難解に解釈する癖を
持ち始めてから、
ほんとうに大切な心の良心を
失くし始めたと感じます。
私たちは仕事にしても結婚にしても、
難しく考えすぎて
停滞しているとも言えます。
もっと素直になり、
生活にケジメを持ち、
澄んだ気持ちを心がけましょう。
これの「継続」をしていく中で、
すべては必ず絶対に
「変化」をしていくのです。
この継続が自分自身に教えてくれます。
「柔訳 釈尊の言葉」
著:谷川 太一より抜粋転載
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クリーニングのお勉強
●茶色い草木染めのシルクのスーツですが、
色落ちがひどく、着ているだけで
下着や肌に色が移ります。
ただ着ているだけなのに、
どうしてこんなことになるのでしょうか？
茶色い草木染めのシルクは
落ち着いた色目が魅力の高級品なのですが、
色が落ちるのは草木染めの泣きどころでもあります。
クリーニングに出しても色落ちはします。
かといって色止めをすると
草木染めの良さがなくなってしまいます。
色落ちがどうしても気になるなら、
水洗いをして、色を落とすだけ落として
着用するといいでしょう。
草木染めは、
ある程度は色が落ちるものと知ったうえで、
着用することが大事です。
「Q＆A クリーニングクレーム120」
著：澤 浩平 より抜粋
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お客様の声
君津本店
●「また、これもお願いします。」
と、毛布を５点かかえて持って来て
くれました。「古いものですが、ヤ
ブレもありますが、気にしないで下
さい。」と。「取りに来るのも遅く
なっちゃってゴメンネ。なかなか暑
くて。」と、元気な方でした。
（60代女性）
木更津店
●カーテンを洗ってほしいとご来店
。カーテンも水洗いできることに、
とても喜んでいただけました。
伊勢丹新宿店メンズ館
●真っ白なチュニックが、シミや黄
ばみも取れてキレイになっていたの
で、お連れの方と共に「スゴーイ！
」と喜んでお持ち帰りになりました