自分がいつか悟ることを、
自分の心の頼りとして、
自分の心を正していこうと努力し、
自分の欲望を果たすことに
執着しないことを自分の喜びと感じ、
自分の欲望を我慢しても
心を明るく振る舞える人は、
その継続は、コノ世にいる間から
すべての束縛から自由になります。
「原始仏典『ダンマパダ』 第六章-八十九番」
この項には、言語で表現ができない
悟りの真相が説明されています。
先に答えを言いますと、
コノ世の何でもが
「それを目指している最中が最高・最善だった」
ということなのです。
男女の仲も、結婚を目指している恋愛中が、
もっとも充実していて楽しかった。
無事に結婚したら、
恋愛中のようなドキドキ感は二度となかった。
仕事も、独立を目指している時が一番がんばれたし、
未来に夢を持ちながら充実していた。
独立したあとは、資金繰りに追われる日々が繰り返される。
あの時に見ていた夢を、もう見ることはないだろう。
そして、この項の本題です。
「悟ることを目指して節制している時が、
実は一番悟りの状態であり、それが悟りだった」
というオチが悟りの真相なのです。
実は、すでにゴールに達していましても、
それがゴールだとわからないのが人間の真相なのです。
このようなことが、
コノ世のいろいろな分野でも言えるのです。
「何かの中にいる間は、
その中の世界を正しく知ることはない。
そこから離れてから、その中のほんとうの姿がわかる」
ということなのです。
さらに言いますと、
私たちは今コノ世の中で生きています。
コノ世にいる間は、
人はコノ世の貴重さやほんとうの大切さがわからないのです。
でも、アノ世に帰りますと、
コノ世の貴重さに気づき愕然とし、
自分はなんてもったいないことをしたのか
と後悔する人が大半です。
要するに、この項から私が言いたいことは、
今の自分がつらくても大丈夫だということです。
つらさの中にいる今は、
確かに苦しいでしょう。
でも、それもコノ世に生きている間だけの期間限定なのです。
あとからわかることは、
今のそのつらいことも決してムダではなくて、
大いなる善徳貯金(アノ世でほんとうに価値がある宝)
を貯める貴重なチャンスだったということです。
今の生活を大切にして、
その中でも喜びと楽しみを見つける視点を持ちましょう。
この継続は、あとから悔やむことが絶対にありません。
「柔訳 釈尊の言葉」
著:谷川 太一より抜粋転載
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広島に帰ります。
さて、シャワーを浴び、
お仏壇のお花の水を変え、
仏参して羽田に向かいます。
一泊二日と短いお盆休みですが、
墓参りや、
きっちりやるへきことをやって千葉に
帰ってきます。
クリーニングのお勉強
●薄いピンクのローンのシャツブラウスですが、
クリーニング店から戻ってきたら
襟の部分にシミが付いています。
再度、洗い直してもらいましたが、
やはり取れません。
どうしてなのでしょう?
ローンは細番手の糸で織った薄い生地で、
比較的高級なものです。
前堅てやカフスなどの部分に、
張りをもたせるため接着用の芯地を使っていることが多く、
そうすると、しみ出しという現象が起こります。
しみ出しまでいかなくとも、
黒い斑点が浮いた状態になります。
樹脂がしみ出した襟は、
解体して襟に使われている樹脂を取り出し、
仕立替えしない限り、直すことは難しいのです。
解体せずに表から除去しようとすると、
繊細な生地を傷める恐れがあります。
このケースの場合は、
メーカーに送って、
芯地を取り換えてもらうといいでしょう。
接着芯地はしみ出しが頻繁におきる可能性が高く、
いずれの場合でも剥離しやすく、
バブリングが起きます。
ただローン以外の厚手のしっかりした生地だと、
しみ出しが目立たず気づきにくいものです。
糸が細く透き通るようなローン素材だからこそ
目立ったのでしょう。
お買い求めになるときに、
洗濯表示や品質表示に注意して購入する必要があります。
「Q＆A クリーニングクレーム120」
著：澤 浩平 より抜粋
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