人の数は多いのですが、
因果の川を渡り切って向こう岸(彼岸)に
辿り着く人のなんと少ないことでしょうか。
多くの人々は、こちらの岸で迷い続けています。
正しい真理が説かれるという稀有な時に、
その機会(縁)を逃がさずに
その心理に従う人々とは、
渡ることが困難な因果の川を渡り切り、
向こう岸(彼岸)に必ず至ります。
「原始仏典『ダンマパダ』第六章-八十五・八十六番
これだ!とその真理が好きになれる時点で、
その人自身の縁によりすでに救われる時節に
来ている魂だということです。
この項では釈尊が、霊界の真相の一部を表現されています。
仏教学者の場合は、
この項を比喩やたとえ話だと解釈することでしょう。
しかし、そうではなくて実際のアノ世の写実表現と、
因果の法則が表現されています。
医学博士によります臨死体験者の発言の統計にも、
「流れる川」を見たという報告が
東洋人にも西洋人にも民族を問わずに頻出しています。
つまり、文化や風習、学歴や言語の違いにかかわらずに、
医学的データで「死」の状態で見る夢に
「流れる川」が登場するのです。
日本でも古来より「三途の川」という表現で伝承されています。
仏典では、彼岸を「理想の境地」などの解釈がされています。
しかし、それは学問としての解釈です。
彼岸=向こうの岸であり、
向こう岸とコチラ側の間には「流れる川」があるのが自然の道理です。
いつの間にか、「流れる川」という写実が消えたと私は解釈しています。
そして、さらに正しく解釈するならば、
向こう岸の理想の世界に行くことが、
人としての理想の「悲願」だと解釈します。
つまり、彼岸=悲願という言霊にまで真理が反映していると感じます。
一般的には、彼岸=死ねば誰でも行く世界、
川を渡ること=死んだ魂が肉体から離れて
アノ世に行くことだと思われています。
でも真実は違うのです。
死んだ魂が肉体から離れたあとも三途の川のこちら側に留まり、
向こう側の彼岸に渡りたいと思いながら渡れずに、
コノ世と川岸のこちら側の間にあります
「賽の河原」という迷いの世界にいる人が多いのです。
これが、供養が必要な状態とも言えます。
供養が届いて成仏すること=彼岸に渡ること、とも言えます。
また賽の河原の説話には、
死者が河原で石を積み上げて塔を作ろうとしますが、
積み上げると鬼が来て塔を壊してしまうという俗信があります。
これは成仏ができない死者が、
自分の過去の後悔の思いを河原で
何度も繰り返して積み上げるという意味です。
自分の思い=重い=石、という比喩を意味しています。
長く伝わる俗信にも、
霊的な真相が反映されている例です。
八十六番は、その人が好むこと、
その人間が理解できること、
何となく引かれること、それ自体が「すでに」縁であり、
その人の今までの生き方から「来る」ことなのです。
もう、それは理屈ではないのです。
従って、真理を「素直に」聞ける時点で、
さらに聞きたい時点で、
その人なりに人生からいろいろと学び経験し、
ある意味で悟りの熟成の段階に来ていると言えるのです。
だから、ほんとうの自分というものを知りたければ、
今の自分が「どんなものに興味を引かれているのか?」
を静観すればよくわかります。
このような文章を読んでいる時点で、
人生から自分なりに何かを感じ、
彼岸・彼岸・理想の方向に「向いて」おられる方だと言えます。
さらに、「素直に」真理の話が耳に入るという時点で、
その真理と同化しつつある段階の人だと言えます。
自分自身が興味を持つ対象に注意をしながら生活をしましょう。
それがギャンブルや不倫や、詐欺ではダメなのです。
自分の良心が同意することに、
興味を持てる「今の自分であること」が大切です。
その継続が良い因果となり、
良い縁に必ず引かれていきます。
「柔訳 釈尊の言葉」
著:谷川 太一より抜粋転載
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お見積り第一段終了
先週の土曜日に火災に遭ったラグジュアリー衣類
400点を預かり、それからというもの毎日一日中
お見積りと作業内容をカルテに書き込む作業を
行っていました。
あの煤の臭いが鼻について一日が終わるころには
ふらふらになってましたが、その作業がやっと
昨日終了。
そして見積もり金額の総額が・・・・・、
なんと軽く一●万を超えていました。
初めてです。ここまでの見積もりは。
ただ、これからですね。煤も臭いも取れない、
とにかく墨汁を衣類にぶっかけたようなもん
ですから、また、一着が何十万、何百万も
する高級衣類ばかりですから、作業は大変
です。その価値を壊さないように復元して
いかなくてはならないので、半年、いや一
年かがりになるのではないかと思います。
とにかく、まずドライと漂白で臭いと煤を
落とさないと。まずはそこからですね。
スーツを洗ってますが、裏地が変退色して
るモノが多いです。凄いですね、煤の力って。
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お盆で広島のお寺に帰ります
台風7号の影響でどうなることやら??
明日の朝一のANAで東京から広島へ帰り、
初盆の親類にお参りに行ったり、お墓参りに
行ったりで本来15日の夕方の広島→東京便で
千葉へ帰る予定でしたが、急遽、14日の
朝の便に変更しました。
少しでも台風7号の影響を受けないためで
すが、まぁこればっかりはどうなるのかわか
りませんね。
とにかく年に一度のお盆ですから、
ご先祖に近況報告も兼ねて帰ってまいり
ます。
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クリーニングのお勉強
●クリーニングに出したにもかかわらず、
カッターシャツの襟元のシミが取れていません。
「汚れが落ちていない」とクリーニング店に申し出ましたが、
「そこまでいくと落ちないものなんです」と言われました。
どうしてなんでしょう?
ヒューズカラーのことでしょう。
型くずれしないために芯地に樹脂加工したものを
使ったのを、ヒューズカラーと言います。
ヒューズカラーの襟元に付着した汚れというのは、
樹脂が汚れを抱き込んでくっつき出てこないのです。
1日や2日の汚れならそう難しくないのですが、
時間が経過した汚れだと、通常の洗濯の温度では取れません。
綿は、80℃以上に温度を上げると、
膨潤作用で樹脂の汚れが
膨らんで出てくることもありますが、
テトロンの場合は、
温度を上げても吸収性がないので、
すんなり膨潤作用が起きないのです。
しかも、樹脂で襟と芯地を接着しているので、
膨潤しないのです。
ヒューズカラーの襟の中へ入り込んだ汚れは、
早めにクリーニングに出すようにしましょう。
「Q&A クリーニングクレーム120」
著:澤 浩平
※80℃の高温をかんけなくても、洗いの中
で薬品が最大限の力を発揮します。特に
ラグジュアリー品の場合、繊細な生地が多い
ので高温は避けます。
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お客様の言葉
君津本店
●50代・男性
スーツはすぐ汗ビッシャリになるけと゜、
ここがあるから安心して出せる。臭いも
しないし、近くにあって本当に助かります。
木更津店
★40代・男性
「ここに出したらほかのクリーニング店
には出せない。匂いがドライだと気になるし」
「水洗いっていいね」と喜んで下さいました。
伊勢丹新宿メンズ館店
●50代・男性
ご購入後、初めてご着用のワンピースに
シミがついたのが「他店で落ちないと言われ
たが、こちらにもってきてキレイになって
本当に良かった」とても喜んでおられました。