心境が高くなりますと、
どんな場所にいましても、
物事に嫌な執着をすることがありません。
高い心境は、ストレスを発散させるための
無駄口を話すことがありません。
本当に賢い人とは、うれしいことがありましても、
苦しく嫌なことがありましても、
いつも安定しています。
「原始仏典『ダンマパダ』第六章-八十三番」
人間とは、自分が今いる場所の影響を受けるものです。
音がうるさい、臭いが嫌だ。あの人がいる部屋にはいたくない。
または、気持ちの良い場所、自分が一番好きな部屋、
どうしても行きたくなる好きなレストラン。
このような場所により自分の心が動かされることは、
それも場所に執着していると言えます。
これが心境が高くなりますと、
自分の心が安定しているために、
どんな場所でも楽しむことが可能になります。
いつも自分の心に安心の場所を持つと言えます。
つまり、場所の影響を受けないのです。
釈尊が、「常に自分の心中に安心の場所を持ち、
どんな外の場所にも執着をしなさんな」と言われているようです。
次に、人間とは自分にストレスがあったり、
心に苦しい秘密がありますと、
それを他人に話すことで昇華しようとする傾向があります。
喫茶店や飲食店で見かけますが、
女性同士のグループの話の盛り上がりには感心することがあります。
話題がこんこんと尽きずに話し続け、またよく笑います。
ストレス発散で、これはこれで人として良いのですが、
定期的に会って発散を繰り返さないと落ち着かなくなるでしょう。
彼女たちの私生活の心中を思いますと、
やはりいろいろなものを抱えているものです。
問題は、他人にぶつけなければ昇華をしない習慣のことです。
これでは切りがなく、いつまで経っても成長がありません。
しかし、自分の心境を高めることで、
この習慣がウソのように、ほんとうに消え去るのです。
だから悩みが尽きない人は、他人を変えようとすることや、
他人に頼ることをやめて、立ち止まって自分の心境を高める意識を持つことが、
すべての悩みを解決するカギになること知っておいてください。
問題は自分自身なのです。
私も、自分の思いどおりにならないことがあります。
でも、そんな時は秘訣があります。
「それも仕方がないことだ」と明るく認めるのです。
明るい気持ちで静観をします。
すると、最初の計画よりもより良い結果になっていることに、
あとで気がつくことがあります。
どんな嫌なことも、所詮はコノ世だけのことなのです。
平均寿命までの自分の残りの年数を忘れないことです。
この期限を思うクスリは良く効きます。
すべての嫌な執着を解いてくれます。
悩んでいたこともアホらしくなり、「アハハ」と笑えるようになります。
もうあわてないで生きましょう。
ほんとうに「生かされていることへの感謝」があれば、
もうそれだけで満腹になれる時が、誰にでも必ず来ます。
この項の最後の節は、釈尊もそうおっしゃっていると私は感じます。
「柔訳 釈尊の言葉」
著：谷川 太一より抜粋転載
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クリーニングのお勉強
●大雨の日、タクシーに乗り込もうとしたとき、
水が跳ね上がり、ロングスカートが濡れてしまいました。
帰宅後、濡れたスカートをそのままハンガーに吊って
乾かしたのですが、翌日、輪ジミができてしまいました。
スカートの素材はポリエステルです。
このシミは直るのでしょうか？
輪ジミは直すことができます。
どんな繊維に対しても、水には表面張力があります。
跳ね上がった水が付くと、こんもり盛り上がり、
そこだけ濡れてほかの濡れていない部分との間に段差ができるのです。
この段差ができたまま乾くと、
乾燥スピードに差ができて輪ジミになります。
これを直すには、輪ジミのできたところに霧を吹き、
輪ジミと周囲との段差をならすようにして乾かすとシミは消えます。
水跳ねを受けた衣服の輪ジミを防ぐ応急手当は、
固く絞ったタオルで、濡れたところを押さえます。
さらに乾いたタオルで押さえて水分を取り、
形を整えてハンガーに掛けて乾かします。
濡れたところと、乾いているところの境を
うまくならして乾かせば、輪ジミはできないでしょう。
またポリエステル素材の場合、
衣服をまるごと水に濡らして絞り、
形を整えてから、一晩乾かすと元に戻ります。
「Q＆A クリーニングクレーム120」
著：澤 浩平
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お客様の言葉
君津本店
★40代・女性
買ってまだ着ていなかったワンピースに
いつの間にかシミが付いてしまっていたのが
きれいになって大変満足されていました。