「道」(=真理)が万物を生み出し、
「徳」がそれらを養い育てます。
だから万物は「道」を尊び、
「徳」を貴びます。
「道」を尊ぶことと、
「徳」を貴ぶことは、
誰かに命じられなくても
常に自然と誰もがおこないます。
だから、「道」が万物を生み出し、
「徳」がそれらを養うことによって、
万物を成長させて育成し、
その形を整えて中身を充実させて、
これらを養育して守護します。
しかし、万物を生み出しても、
それを所有しません。
万物を育成しても、それに頼りません。
万物を成長させても、それを支配しません。
これを「大自然の深い徳」と呼びます。
この文章は一見はわかりにくいですが、
「道」=父親。「徳」=母親。「万物」=子ども。
と置き換えますと、
見える視点があることでしょう。
「道」(父親)が万物(子ども)を生み出し、
「徳」(母親)がそれらを養い育てます。
だから、「道」が万物を生み出し、
「徳」がそれらを養うことによって、
万物を成長させて育成し、
その形を整えて中身を充実させて、
これらを養育して守護します。
万物を生み出しても、それを所有しません。
万物を育成しても、それに頼りません。
万物を成長させても、それを支配しません。
これを「大自然の深い徳」と呼びます。
人間は神の姿を見たがりますが、
大自然の「色々な姿」こそが
神の姿であるのが真相だと私は感じます。
神は決して一つだけの姿ではなく、
しかし全体ではつながっているので
一つしか存在していません。
大自然は懸命に生き物を育てますが、
それを所有しない、それに執着しないとは、
手放すことにも執着がないということです。
人類はこれを畏れるべきです。
近年の大気の乱れは、
大自然が人類を手放そうとしているようにも感じます。
人間が生きる間は、
大自然=地球からチャンスを与えられていると思い、
心ある人間だけでも
大自然=両親に感謝をしましょう。
「柔訳 老子の言葉 写真集」
著:谷川 太一より抜粋転載
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お客様の言葉
伊勢丹新宿メンズ館店
★40代・女性
黄ばんでしまったブラウスが真っ白になった
ので「ここまできれいになるんですね」と、
大変驚かれ、喜んでいらっしゃいました。