自分の名誉と命では、
どちらが大事でしょうか?
自分の命と財産では、
どちらが大切なものでしょうか?
何かを得ることと失うことでは、
どちらが「あとで」苦しむことになるのでしょうか?
得ることが幸福をもたらすとは限らないのです。
ひどくケチになれば、逆に必ず損をすることになります。
大量に蓄財すれば、必ず大切なモノを亡くすことになります。
つまり、現状に満足することを知っていれば
恥をかくこともありません。
ほどほどにやめることを知っていれば
危険に遭うこともありません。
これをもって、安心が長く続くのです。
多くの財産家を見てきましたが、
財産と健康・命・人生に関する相関性を感じます。
財産を得ましても、
まるで交換条件が発動するように
何かが消えていきます。
老子も二千五百年前の社会を見まして、
このような交換条件の発動をすでにおっしゃっています。
どうして人間は、
「すべてが完全に揃うことがない」
「揃ったとしても短命になる」
のようになるのでしょうか?
まず一番の理由は、
大自然がそうだからです。
花が咲けば必ず散ります。
木も巨木になれば、
必ず内側から枯れて倒れていきます。
虫の命は一年もありません。
しかし、
このような「必ず変わる」という変化が、
次の命を生み出しています。
人間も栄枯盛衰することが、
自分の魂が成長するために必要なのです。
もう一つの理由は、
人間は自分自身の良心(仏性)が
「すべて」を公平に視ているからだと感じます。
自分が得た金で泣いている人が陰にいれば、
自分自身が気づいていなくても、
自分の心の良心(仏性)は傷ついています。
自分の良心の状態が、
自分自身の人生に反射すると感じます。
要は、人間が一番に畏れるべきなのは、
自分の良心(仏性)なのです。
人間は、他人ではなく
自分の良心を見つめて生きていくことが、
すべてにおいて最善です。
これは自分の死後にも影響する、
最高の習慣なのです。
「柔訳 老子の言葉 写真集」
著:谷川 太一より抜粋転載
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お客様の言葉
伊勢丹新宿メンズ館店
★30代・外国人男性
紺の模様の入った白地のダウンジャンバー
についた汚れがすっかり取れて「NEW!!」
と、とても喜んで頂きました。
●40代・男性
ダウンコートにデニムの移染もしっかり
取れて、何よりフカフカ具合にビックリ
されていました。