人間は、天下を取ろうと欲張って頑張りますが、
私は人間が天下を取ったのを見たことがありません。
天下や社会とは、
神様の意志を受ける容器であって、
これに対して人間が何かを為そうとしたり、
支配しよりとしたりしても、
そうはならないのです。
天下に何かを為そうとする者は必ず失敗し、
天下を取ろうとする者は大きなモノを必ず失います。
コノ世の物事というものは、
人の思うままにはならないのです。
だからこそ聖人は、
やり過ぎることを避け、
驕り慢心することを捨て去り、
怠けることをしません。
人間とは、自分が天下を取ったと思った瞬間から、
次の崩壊が始まっているのでしょう。
過去の歴史を見ましても言えることであり、
国や企業や個人の栄枯盛衰を見ましても然りです。
しかし、これを避ける、
良い状態を継続させる方法が、ただ一つだけ存在します。
それが「中間」を意識することです。
古代から世界中の色んな賢者・聖人が、
「何事にもほどほどの中間」を
意識することの大切さを示唆しているのです。
しかし老子は、
もっと大きく自由な「中間」を言っています。
「中間を意識する縛りも不要だ。
そんなことをいちいち考えて
生活することも愚かな中間だ。
それよりも物事を支配しようとするな。
何かを持とうと悩むな。
幸福も不幸も、
その来る自然な"流れ"を楽しめ。
そうなれるためには、
やり過ぎを避け、驕り慢心を捨て去り、
何事にも怠けることをしないことだ」
つまり人間は、
中間・中立の状態が大切なのは間違いではありませんが、
それを意識し過ぎてもダメなのです。
自分は天下を取ったと
「区切り」を意識したり、
中間で「いよう」などと思ったりした瞬間から、
すでにそうではないのです。
自然な流れの最中に、
自然に中間でいることが大切なのです。
人間は、何かの最中にい続ける限り、成長をします。
「柔訳 老子の言葉 写真集」
著:谷川 太一より抜粋転載
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お客様の言葉
全国宅配
★40代・女性
新品同様美しくキレイに仕上げて頂きました。
包装もとても丁寧で仕上げのキレイさが伝わ
ってくる様でした。ありがとうございます。
代表取締役 山田様
この度は 大変ありがたいご厚意に感謝して
おります。今後ともお世話になると思います
が何卒よろしくお願い申し上げます。
君津本店
●40代・女性
「カビが取れてキレイ!」と喜んで頂きました。
伊勢丹新宿メンズ館店
●40代・男性
Tシャツの中華のシミが取れていたので、
「いつもながらキレイに取っていただいて
ありがとうございます」とニコニコ顔で帰って
いかれました。
終わったんですね。
大きな役割を担ってくれました。
ありがとうございました。