万物を構成する陰陽において、
陰の深い谷の割れ目に住む神は、
不老不死なのです。
この不可思議な神を、
私は女性神と呼びます。
この女性神の割れ目の入り口(谷の門)から、
この世のすべてが生まれ出ます。
神が何歳になっても、
この門の働きだけは青春を維持して、
枯れることがありません。
人間は目も二つ、鼻の穴も、肺も腎臓も、
金玉、卵巣、手足⋯⋯、
コノ世のすべてにおいて二つの「陰陽」が
意識されて創造されています。
老子は「陰・陽」を語り、
日本の空海は「胎蔵界」・「金剛界」という
二つの世界から構成されるのが、
コノ世の秘密(密教)だとしています。
老子が言う「陰」=空海の胎蔵界(見えない世界)で、
「陽」=金剛界(見える世界)です。
空海が「胎」という母体を
イメージさせる言葉を選ぶのも、
やはりその性質を意味しています。
このような視点を持って、
この老子の言葉を再び観ますと、
「母なる神の陰より、
コノ世のすべては生み出されます。
コノ世で物事(仕事・家庭・勉強)を成すには、
まだ形にならない見えない段階において、
自分が希望する物事に対して
母性的な"愛情"を持つことが大切であり、
それが"始まり"を生み出すのです。
男性も女性も人は全員、
自分の希望の実現を他者に願うのではなく、
まず自分自身の愛情を
その物事に向けて見ることが大事ですよ。
これが、それを現実化させるエナジーとなります」
このように浮かんできます。
「柔訳 老子の言葉 写真集」
著:谷川 太一より抜粋転載
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お客様の言葉
君津本店
★「連休中もやってもらってありがとう
ございます」「急ぎ助かります」「制服
もきれいにありがとうございます」と喜
んでいただきました。
伊勢丹新宿メンズ館店
●30代・女性
「ダウンジャンバーの袖口の汚れがキレイに
なってる」と喜んでお持ち帰りになられま
した。