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「悩みがあるから進化する」4/20(木)

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自分の悪い点や欠点に気づけますと、

それを改善することが可能になります。

悪い点に気づけない限りは、

それはそのままです。

 

人間には色んな悩みが次々と順番に起こるものです。

もし悩みがなければ、

退屈という最高に贅沢な悩みも有り得ます。

これはナゼでしょうか?

 

人生という有限な期間の中で、

心をシンカ(進化・深化・神化)

させるという目的を持つ魂ほど、

自分自身に対して悩み(課題)を

自分で与えようとすると感じます。

 

つまり、悩むということは、

悪い点や欠点、

問題に気づいているからこそ悩むわけです

その人間なりの課題を

ナントカしたいと思うのです。

 

その課題に対して

悩んでいるうちは少しずつでも

その問題に対して対処をしていることになります。

人間の悩みが発生する原因に、

人生時間が有限であることを本能で知っていることが

因子にあると感じます。

もし、時間の概念が消えた世界であれば、

悩みも消えて、成長も止まると感じます。

 

ここで逆説的に、

「自分の心を進化させる目的が

根底にあるから人間は悩むのであれば、

先に自分の心を進化させる意識を持てば、

自動的に現実の悩みも減るのではないか?」

ということを感じます。

 

心が進化すれば、

自動的(カンナガラ)に問題が起きないような

生活行動になっていくと思います。

では、自分の心を進化させるには

どうすればよいのでしょうか?

 

それは、この難しい何の保障もない現実世界の中でも、

慈悲(情け心)、愛情力、感謝の心⋯⋯、

このような気持ちを自分自身が日常生活の中で

持つことを意識することが大切だと思います。

そして、先祖(遺伝子)への感謝の心を持つことが、

とくに大切であり作用すると感じます。

 

老子の「自分が知っている物事であっても、

まだ知り足りないと思っていることが最善です」

とは、真理だと思います。

人間の知識などは、

時代によってその正誤が変わるものに過ぎないのです。

今の物理学や化学・医学なども、

百年後には間違いだった点が

数多く発見されていることでしょう。

「自分が何も知っていないことを知っている」

という態度の人間は、

成長する可能性を持ちます。

ただ、その態度で終わらずに、

だからこそ努力するという

「行為」が次に重要なのです。

思考や態度だけで満足して終わっている人間は、

行為がないために悩みが尽きません。

 

難しい話をしましたが、

とにかく「慈悲(情け心)、愛情力、感謝の心」を

自分自身が生活の中で高めるに従って、

悩みや課題も改善していく可能性が

あるということなのです。

自分の悩みに対して、

そのような視点を持って見つめてみましょう。

 

「柔訳 老子の言葉」

著:谷川 太一より抜粋転載

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