コノ世には、
仕事や人間関係・色んな物事において、
大小さまざまの「隠れた法則」や
「パターン」が存在することに気づき、
それを絶えず知ろうとしなさいと老子が言っています。
もし、この法則に気が付くことができますと、
物事をいつも大きな視点で見ることができて、
災難を避けて物事を順調に
丸く収めることが可能になるということです。
この能力のことを、
玄徳=深遠な徳、神妙なる徳と老子が呼んでいます。
この能力は、誰でも持つことが可能です。
物事を冷静に「静観」していますと、
会社や家庭での人間関係にしましても、
いつも繰り返される「パターン」に必ず気づきます。
パターンに気づくことができますと、
嫌なことならば避けることが可能になるわけです。
酒癖の悪い旦那ならば、
酒を飲みだせば距離を置くことや、
自分が言う言葉に注意をすることなども、
「パターンの認識」を自然としています。
コノ世は森羅万象すべてにおきまして、
パターンに満ちています。
宇宙の天体にしましても、
パターン(法則)による運行なのです。
では、コノ世は機械のように
完全にパターンだけの世界なのか?となりますと、
これも違うと私は感じています。
パターンを改善することが
可能であるパターン(法則)の存在を
常に感じています。
それは何か?と言いますと
「感謝する気持ち」
「思いやりを持つこと」
「自分の良心(内在神)にナントナク従うこと」⋯⋯
などの感謝の磁気を発揮することだと感じます。
老子はこのようなことを、
道徳に従って生きること、
自然な流れに生きること、
そして無為自然と呼んでいます。
とくに大切なことは
この章の最初にありますが、
パターン(法則)を思考(頭)だけで
決めつけてはダメだということなのです。
頭で考えた法則やパターンは、
間違っていることが大半なのです。
余計な知恵や思考が増えれば、
余計に迷うことにもなります。
このことの注意が、
章の最初にされています。
色んなパターンや法則を、
頭ではなくて、自分の経験から知ること。
聞いてわかる・読んでわかることは一切なく、
経験が真に教えます。
自分の心身(心と肉体)の反応から知ることが大切です。
以上のような法則・パターンの知識を
持ちながら自分の生活をしていますと、
必ず何かが前進していきます。
以前の自分とは違っていきます。
人間は自分が意識しない物事は、
ただ時間だけが経過していく
という法則も存在しています。
逆に意識することは、
何かが必ず自分の身に付いてくるのです。
今日からの自分の生活において、
色んなパターンを眺める「視点を持つこと」を
参考にしていただければ幸いです。
「柔訳 老子の言葉」
著:谷川 太一より抜粋転載
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進む方向さえ間違わなければ
昨日は久々に兵庫の伸ちゃんの声が聞けて嬉しかった。
お互い物凄く忙しくなっていっている。
過去いろんなことがあっても、
結局は人の役立つ方向へ導かれている。
志がしっかりあれば、かならずその方向へ進んでいます。
進む方向さえ間違わなければ、必ずなんとかなっている。
お互い回りに助けられながら
本来のいのちが求める方向へ一歩一歩遅くても進んでいこう。
とにかく体があってのことだから、
無理せずに、ガンバロウ。(笑)
お客様の言葉