多くの人たちは、明日や未来のことで
真剣に悩んでいます。それは明日の自分が
生きていることをアタリマエにして悩んで
います。
明日も生きていることがアタリマエ
ならば、今日の「今」に生かされていること
に感謝をしている人は非常に少ないでしょう。
しかし、深刻な病気や怪我を得て、命の期限
を宣告された人は少し違っていきます。
明日があることがアタリマエではなかった
ことにも気づきます。そして、今この瞬間に
生きようとします。さらには、今の瞬間が大い
なる奇跡の産物であったことがわかり始めます。
真理とは、このようにアタリマエの前提条件と
して、すでに生活の中に溶け込んでいる物事な
のです。だから、自分が深刻な病気にならなく
ても気づければよいのです。
しかし、これが
非常に難しいと老子は指摘しています。
このようなアタリマエの物事=真理に目覚めた
人は、たとえ身なりはボロでも苦しくないの
です。病気になっても心は大丈夫なのです。
それ以上の歓喜を、それでも生かされている
ことに感じられるからです。
ここで老子は「良心に沿って生きることの
尊さ」を示唆していると感じます。これが
人間にはメチャクチャ難しいのです。
ですが、「自分の良心に生きること=真理
に生きること」であり、人はこの現実世界の
中で真理に生きること(いのちの成長)を
求めて生まれてきたのですから。
●感想
昨年の年末、
前立腺癌の全摘手術を受け、
それからというもの3か月に一度は
定期的に「癌検診」を受けるようになり
ました。
この「癌検診」では血液検査で前立腺
特異抗原の数値を主治医が見ては、
癌の転移状態等を診断してくれます。
この数値の下限値が0.000~上限値は
4.000ですから、数値がこの間に留まって
いればセーフということににります。
私の場合、手術後に3か月に一度の「癌
検診」を行ってきましたが、今までは
全て0,018とか0.032とかの低数値で
課題はクリアでき、その都度「(´▽`)
ホッ」としては君津中央病院を後
に出来ます。
が、まさにこの3か月に一度の「癌検診」
は、「定期試験」「審査」みたいなもの。
いつも「癌転移」が起こっているのか
「セーフ」なのかというほのかな緊張感
があり、それに伴って、日々生きている
時間感覚はぎゅっと凝縮し、一日いちに
ちをそれまでとは違った臨むようになり、
仕事のクオリティの高さも今まで以上に
真剣に追求していくようになりました。
「毎日がマンネリ化している」とか、
「なんとなくつまらない」と言う人が
いますが、それは充実した日々を過ごし
たいという思いの裏返しです。
であるのならば、
「明日のいのちは分からない。
明日死んでも後悔ない人生だったのか?」
と、自分に問うていけばいいです。
そうした時に、「ふっ」と、当たり前と
思っていたことは、何一つ当たり前では
なかったという深い真理に気づかてもら
えます。
また、今まで気になっていたどうでもいい
ようなことが、一切気にならなくなりま
した。
と同時に、そういった人間にとってとても
大切なことを気づかせ、導いてくれた「前
立腺癌」に、心から「有難い」と感謝でき
るのです。
これは自身が体験してみて頭ではなく全身
で初めて分かったことでした。
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お客様の喜びの声
君津本店
●「スカートに付いたペンのシミが
きれいになった。」と、喜んでいた
だきました。
伊勢丹新宿店メンズ館
●油まみれになって、半ば諦めていら
したショートブーツが、「何てきれい
になったんでしょう。」と、大変お喜
びでした。