「悲しみを持つ人は強くなれます」
ここでは、社会での人間関係や、心の内面
世界の葛藤への対策を老子が表現しています。
「相手を攻撃したり批評批判するぐらいな
せば、自分のほうから大きく後退するのがよ
いのです。このような心境になれますと、
そこには争い自体が存在しなくなります。
ただ、相手を軽視していれば、大きな被害を
自分が受けることになります。だから、相手に
備えながらも、相手が可哀想な人間だと
思う慈悲(情)の心を持って静観していることが
大切なのです」
このように言い換えることも可能です。
ここで大切なことは、「慈しみの気持ちを大き
く持つ方が勝ちます」ということです。悲しみ
とは慈悲でもあります。相手に悲しみを持って
向き合う人間の方が冷静な判断が可能になります。
社会で生きていますと、仕事においても、家庭に
おいても、道路交通におきましても、大小さまざ
まな争いごとが必ず起こるものです。そういう
場合は自分の方が、二歩も三歩も下がり、争い
を避ければよいです。
そして、自分が身を引いても、相手から目を離さ
ないことが大切です。もし、相手と対峙することに
なれば、悲しみの気持ちを持って対応しましょう。
●感想
ここで老子が伝えようとしている悲しみは、
親が怒りながら子ども叱る親心のようなもの
でしょう。
怒っているのに泣く親の姿に、真剣な愛情
を子どもながらに感じてしまいます。
そういった悲しみを持った愛情がある人間の
方が、感情的な人より冷静な判断ができます。
そして結局は無益な争いを避けることができます。
そういうことですね、老子のいう悲しみとは
まさに真の親心ですね。
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お客様の喜びの声
君津本店
●「制服ありがとうございました」
と、前回急に必要になって、セータ
ーだけ戻したお客様が、「またのお
休みの時にお願いします。わがまま
言ってスミマセンでした。」と、お
礼を言ってお帰りになられました。
阪急メンズ東京
●着物をクリーニング希望のお客様
より、見積もり時期についてのお問
い合わせがありました。
●海外在住で、一時帰国時にクリー
ニング品をお持ちになる顧客様への
早急な対応ありがとうございます。