要するに、
「無理をしても長続きしない」という
ことです。長い視点では、マイペースが
一番効率よく物事を達成することが出来
ます。
ただ、マイペースの注意点は、自分にと
って少しでも嫌なこと・辛いことか゛あり
ますと、自分はマイペースで行くからやめ
てしまうというのはダメなのです。
これでは自分が成長しませんし、生活もよ
くなりません。
老子が、他人にアピールするような「他人
を意識した生活」をせずに、自分を見詰めて
生きなさいと言っているように響いてきます。
つま先で歩くのも、大股で歩くのみ、他人を
意識しているから行う無理な姿勢です。
他人を意識していなければ、人は自然な姿勢
で歩くものなのです。人間は、他人への挑戦
ではなく、自分への挑戦をしていてくことが
短い人生において大切です。
そして、自分が歩いた跡が道となり、その
道が続く方向(流れ・未来)が自分自身を最善
の幸福へと導きます。その道を歩き切れれば
、自分にとっての王道となります。
老子の言葉 其の二十四
「柔訳 老子の言葉写真集 上巻」
著:谷川太一より転載
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