自分の悪い点や欠点に気づけますと、
それを改善することが可能になります。
悪い点に気づけない限りは、それはその
ままです。
人間には色んな悩みが次々と順番に起こ
るものです。もし悩みがなければ、退屈
という最高に贅沢な悩みも有ります。
これはなぜでしょうか?
人生という有限な期間の中で、心をシンカ
(進化・深化・神化)させるという目的を持
つ魂ほど、自分自身に対して悩み(課題)
を自分で与えようとすると感じます。
つまり、悩むということは、悪い点や欠点、
問題に気づいているからこそ悩むわけです。
その人間なりの課題をナントカしたいと
思うのです。その課題に対して悩んでいる
うちは、少しずつでもその問題に対して
対処をしているということになります。
人間の悩みが発生する原因に、人生時間
が有限であることを本能で゜知っている
ことが因子にあると感じます・もし、時間
の概念が消えた世界であれば、悩みも消えて
成長も止まります。
ここで逆説的に、
「自分の心を進化させる目的が根底にある
から人間は悩むのであれば、先に自分の心
を進化させる意識を持てば、自動的に現実
の悩みも減るのではないか?」ということ
なのです。
心が進化すれば、自動的に問題が起きない
ような生活行動になっていくと思います。
では、自分の心を進化させるにはどうした
らいいのか?
それは、難しい何の保証ない現実世界の中
でも、慈悲(情け心)、愛情力、感謝の心、
このような気持ちを自分自身が日常生活の
中で持つ事を意識することが大切だと思い
ます。そして、先祖への感謝の心を持つ
ことが、特に大切であり作用すると感じます。
とにかく「慈悲(情心)、愛情力、感謝の心」
を自分自身が生活の中で高めるに従って、
悩みや課題も改善していく可能性があると
いうことなのです。自分の悩みに対して、そ
のような視点を持って見つめていきましょう。
柔訳「老子の言葉」著:谷川太一より抜粋転載
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