老子曰く
●人間は知恵を持つ事が大切であり、
そのためにはあわてずに、
自分の今の状況を静観しんさいと言ってます。
そして、人間は死ぬまで勉強が大切でもあります。
●どんな苦しみも、必ず去って行くのが法則である
ということを知りなさいということです。
今が苦しい人間は、この苦痛と状況が永遠に継続
すると思ってしまうのです。しかし、そうではなくて
この世の法則では、絶対にそんなことはないのです。
すべては必ず変化していきます。
その代わりに、良いことも永遠に続かず必ず変わって
いきます。
●何があろうとも最後は、大きな命の根源へと全員が
帰っていくのです。生まれ出た母親の元に戻るように、
全員が安心の心境に還ることを知りなさいということ
です。
そして、自分は地獄に行くに違いないとあわてるのは、
今の自分に知恵がなくて、他人に尽くす「奉仕の心」が
ないからだと老子は看破しています。
だから老子は、人間は死ぬまで勉強して知恵を持ち
すべてを静観する気持ちを維持しながら、他人への奉仕の
気持ちを持てれば、その人は人生の真の勝利者だとして
います。
真の勝利者とは、他人や社会に尽くせる人間のことです。
なぜならば人間は、必ず死んでいくからです。
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