人間は、
他人から称賛されたれ、侮辱されたりするたびに、
面白いように一喜一憂して暮らしていきます。
他人からの評価に対して、
まるで自分が不治の病に罹ったのか、
不治の病ではなかったのかに一喜一憂するぐらいの
気にし方をしています。
なぜ他人からの評価を、驚くほど人間は気にするのでしょうか。
それは他人からの賞賛を良いことだと思い込み、
自分への非難を悪いことだと受け取り、
驚くほどに一喜一憂するからです。
人間が他人に対して、自分の身を犠牲にするような大言を
言う事も、それだけ他人の評価を評価を気にしているから
言うのです。要するに、他人からの評価を異常に気にする
人間は、他人に合わせるための無理があり、その発言にも
ウソが混ざっていきます。
老子は、それを見破るには、その人間が、
●他人の評価を気にしている人間かどうかを見なさい。
●その人間が、自分の健康や自分の家族に対して思いやり
のある人間か否かを見なさい。
と言ってます。逆に言いますと、他人からの評価にも堂々
として左右されずに、自分の心身を大切に養生して健康で
あり、身近な人間を大切にする人間には、会社や国家を
任せることもできるといます。
自分の身近な先祖や良心を大切にしない人間は、
真の意味で他人を助けたり救ったりすることはできないのです。
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