仏典では、この世に生まれる確率を、
●世界に一つしかない小舟の船底が、
大海を漂流する間にすり切れて小さな穴が開き、
その穴に世界に一頭しかない非常に用心深い
目の見えない海亀が、百年に一度だけ海底
から首を出した時に、その首が船底から
偶然に突き出るほどの稀有な条件が、
この世に生まれ出るために必要だ。
●世界中の海辺の海岸から、
たった一粒の自分という砂粒を見つけ出さな
ければ、この世に生まれ出ることはできない。
このように説明しています。
自分も、他人も、誰もがこのような奇跡の
確率の上で生まれているわけです。
するど、そういう人間同士が、同じ国の、
同じ場所で出会う確率とは、前記の亀の
首の奇跡の三乗以上となり、
もう宇宙ではあり得ないほどの稀有な縁と
言えます。
ということは、
今の目の前に見えることの中に、
すべての答えは常に在るということなのです。
だから今の自分の目の前に見えることに
全力投球しましょう。
それが全ての、すべてなのです。
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