一、今の自分は、最大の努力を本当にしているのか。
二、自分の先祖に見られても、今の自分は恥ずかしくないのか?
三、自分の良心に従っているのか?
という三原則を、
普段の生活の中で、平凡な生活の中でも、
常に自分で思い起こせる人は「幸いな人」です。
良心に愛される人となっていきます。
自分の良心に認められた人、
愛される人は、
すべてが良い方向に向き始めます。
いちいち細かいことをも願う気持ちも起こりません。
自分が思わなくても、良いようになっていくのです。
良心に愛される人になるには、
まず自分の心の奥底の良心と、
命をつないでくれた先祖の皆さんへ感謝をし、
そして三原則を思い出すことです。
これで、その人の運と運命は簡単に変わり出します。
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体重62,4㎏ 血圧138-67-59 体温35.4
昨日は夜の10時41分ぐらいに震度5の地震がありました。
広島の家内からびっくりしたのか、すぐに電話がありましたが、
地震慣れしているのか寝ぼけて「大丈夫よ」と言ってました。
いつどこで何が起こってもおかしくない時代の流れです。
さて、今日は5時15分に出て早朝ザップに向かいます。
トレーニングは7時から2時間みっちりです。
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昨日、
副住職が門信徒の皆さんが「住職さんは元気ですか?」
「どうされてますか?」と、
いつも聞かれると言ってましたが、
コロナで2年ぐらい広島に帰ってませんから、
そりゃあそうでしょうねえ・・・。
お寺の寺報は「元気ですよ!」のメッセージです。
お寺の寺報「ありがとう」今月号「仏の眼法話」の内容です。
「鬼平犯科帳」と阿弥陀さま
毎週月曜日、BSフジの18:05~19:00までの再放送を楽しみにしているテレビ番組に「鬼平犯科帳」があります。
日本人の「情と理」を実に上手に描く池上正太郎の作品で、主人公の火付盗賊改方長官 長谷川平蔵を演じているのは二代目中村吉右衛門さんです。
この吉右衛門さんの情の深い人間的な魅力が素晴らしく、いつもその情愛ある言葉と姿に「う~ん」と感動し、唸ってしまいます。
旗本の長男として生まれた平蔵ですが、父の後添えの義母に対する反発から若い頃はとってもヤンチャで、
無頼の男たちの頭になって放蕩三昧をしたこともありますが、剣の道を究めて一刀流の目録を授かっています。
火付盗賊改方長官になった平蔵の配下の中で失敗ばかりしている半人前の同心に木村忠吾(尾美としのり)がいます。
平蔵は忠吾が失敗した時には厳しく叱りつけるのですが、普段は忠吾をあだ名の「うさぎ」と呼んだりしてとても可愛がってるので、
忠吾は平蔵を恐れながらも心から尊敬してついていってます。
平蔵と忠吾の関係は現代の上司と部下の関係にも通じることで、間違ったことをしたら厳しく叱られても、
それが部下の成長を願ってのことであれば、部下は深く反省して上司を信頼してついていくのだと思います。
また、与力・同心といった本来の配下だけではなく、
平蔵が盗賊の中から見所有と認めて密偵を務めさせている元盗賊のお頭で義挟心に厚い大滝の五郎蔵(綿引勝彦)をはじめ、
平蔵が無頼をしていたころの取り巻きの一人相模の彦十(江戸屋猫八)や、元盗賊の娘で密かに平蔵を慕うおまさ(梶芽衣子)などの配下と
平蔵の間で交わされる人間味あふれるやり取も「鬼平犯科帳」の魅力を高めています。
いずれの密偵も理屈抜きで平蔵を心から敬愛し、文字通り命がけで探索にあたっています。
「その墓には、女の骨が入っておらぬのでございましょうな?」
と、山田市太郎が長官にいったとき、
「遺体がなくとも、墓は墓だ。墓をたて、その墓にほうむられた人をしのび、これを供養した人のこころがあるかぎり、
それは立派な墓なのだよ」長谷川平蔵は、そうこたえたということである。(三)麻布ねずみ坂より
ただ単に悪を退治する火付盗賊改方長官としてだけではなく、
悪党の心から善を引き出す長谷川平蔵の清濁併せ含む大きな慈悲の姿に、
衆生を救わずにおれない阿弥陀さまのお姿を観る思いがするのは私だけではないと思います。
今回は再放送を是非ご覧いただけばと思い、私の大好きな「鬼平犯科帳」の魅力を紹介させていただきました。 住職