思い出の時が甦るウォータークリーニング

日々是笑日

未分類

「今あるものをたいせつに」8/6(金)

投稿日:

 

足ることを知り、

・・・・・聡明で、高ぶることなく、

諸々の(ひとの)家で貪ることがない。

       「釈尊の言葉」

 

今、

あなたが欲しいものは何でしょうか。

テレビ、車、洋服、それとも称賛?・・・・・。

きっと色々あるでしょう。

 

もし、

一番欲しいものが手に入ったら、

あなたはどのくらい満足できるのでしょうか。

きっと、初めは、

嬉しい気持ちでいっぱいになるでしょう。

でも、しばらくすると、

また別の物が欲しくなるのではないでしょうか。

 

人間の「もっと欲しい」という気持ちには

終わりがないと釈尊は仰っています。

 

もちろんそれは、

悪いことばかりではありません。

何かを手にする為に、

頑張ることもできるからです。

しかし、

その繰り返しだけでは、

あなたの心は疲れ果ててしまうのです。

 

だから、

「もっと欲しい」に振り回されないように、

足ることを満足する心を育てましょう。

そうすれば、

今あるものを

もっと大切にできます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最近つくづく思うこと

自分の内側の声を聴くと上達も早い!

このブログでも何度か紹介しましたが、

私のテニスのバイブルは「インナーゲーム」という本でした。これは

・セルフ1:表面自我
・セルフ2:深層自我

という観点から、
・人はセルフ2の状態で練習をすると非常に上達が早い。
・人の上達を妨げるのはセルフ1だ。上手くやらなきゃ。失敗しちゃダメというノイズがセルフ2の指令を狂わせる。
・ただし普通の人にとってセルフ1を黙らせるのは難しいので「バウンド・ヒット」と口に出させることでわざとセルフ1の気をそらせる。
という内容です。

私はこのセルフ1とセルフ2の理論を活用して、テニスが上達しただけじゃなく、これは試合についても通じることを発見しました。
セルフ2の心理状態でゲームをするように工夫することで、試合にも勝てるようになって行きました。

セルフ1のノイズを乗り越えたアスリートの姿。

東京オリンピックを観ていて思うことは、やはり試合の勝負強さと、セルフ2はとても関係があるなということでした。

特に今回日本はメダルを取った無名の選手が何人もおられますが、無名であるほどセルフ1のノイズが少ない。純粋にセルフ2が試合を楽しんだということが、大きな追い風になっていると思います。

このセルフ2の集中が増している状態がゾーンと呼ばれる状態であろうと思います。時間が止まった静寂の中に自分がいる。アスリートの極限の境地であります。

一方、メダル確実と目(もく)されながら、あっさりと敗退した選手たち。彼らはセルフ1のノイズに負けたのだろうなと思います。

セルフ1とは「勝たなきゃ。メダルとらなきゃ。」という外からの評価です。コマーシャル契約とか年俸とか世間体とかマスコミとか。そういうノイズです。

一流のアスリートと言えどもこのセルフ1のノイズで調子を崩すことが普通にあります。試合とは相手ではなく、自分自身の心との闘いであることがわかります。

心の軸がぶれない景色を観たかった。

セルフ2は正直勝ち負けはどうでもいいのです。極限の状態で自分の力が発揮できるかどうか。
それは同行二人旅でもあります。試合とは相手との勝負ではなく、自分の心の奥底の自分が観える風景であります。

トップクラスのアスリート同士がぶつかるオリンピック競技であります。
本当に強い精神力の人だけが残っていく。

この精神力とは「相手に勝つ精神力」と思っている人が多いことでしょう。でも実際は「セルフ1のノイズに心の軸がぶれない心の体幹力」のことです。

その極限の状態でも、私は心の体幹が揺らがなかった。という景色が観たかったのでした。
ありがとうございます。(まるぞう備忘録より転載)

-未分類

Copyright© 日々是笑日 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.