「法則を知るだけでも人生が変わります」7/17(土)

色情の森（関係）から離れていながら、

人は再び色情の森へと流されやすいものです。

せっかく色情の森から離れていたのに、

色情の森へとひた走るものです。

そういう人をよく見て置きなさい。

人間とは、嫌な束縛から離れましても、

自ら再び束縛に近付くサガ・性を持つものなのです。

（原始仏典　ダンマパダ２４章－３４４番）

（感想）
人間とは、自分が嫌だ嫌だと思うことほど、

逆に引力で引き付けられるように成る法則が有るということです。

これを別の視点から見ましても、

＊　仕事が嫌いな人ほど、

どうしても働かないと生きては行けない環境に成って行きます。

仕事が大好きな人ほど、

別に働かなくても生きて行ける環境に成って行きます。

＊　自分が嫌いな相手ほど、再び出会う縁が生じる。

なぜか離れられないことに成る。

自分が相手を「許した」時から、

嫌だった相手との縁が本当に切れて行く。

自分が相手を嫌う間は、

なんだかんだと縁が切れない。

＊　人生に不満を持つ人ほど、人生を呪う人ほど、

逆に何度でもコノ世に生まれ出ることに成ります。

人生に感謝する人、人生に満足する人ほど、

コノ世に生まれることは少なし。

生まれたとしても、良い環境に生まれ落ちます。

すべては逆なのです。逆に成るのです。

では、この宇宙の法則を利用すれば良いのです。

逆に成るのだから、

＊　どうしても子供が欲しいのに出来ない時は、

それも仕方がないと思い、伴侶と二人だけで仲良く生きて行く覚悟をして、

相手のための性交をして行くこと。

＊　どうしても結婚したいのに出来ない場合は、

自分で生きて行く覚悟をして、自分の仕事を頑張り、趣味も楽しみ、

健康のための運動をして輝いて行くこと。

＊　仕事が嫌ならば、逆にとことん仕事に打ち込んで見ること。

このような「継続」は、思わぬ結果を呼ぶことでしょう。

すれば分かるさ、行けば分かる、です。

すべては、自分の「執着」が逆向きの引力を引き起こしています。

釈尊は、人間は何事にも嫌な執着をしなければ、

すべての束縛（引力）は解けると断言されています。

勘違いしてはいけないことは、執着をしない＝努力をしない、

ことではありません。

人間は、何事にも執着せずに、最高の自分なりの努力を継続することが、

涅槃（ねはん・浄土）への道なのです。

２５００年も前の釈尊の言葉は、現代社会でも活き活きと生きています。

本当の真理とは、時代も時間も関係なく貫徹するものです。

皆さんの生活にも、「逆に成る」「逆に向く」ということを

参考にして頂ければ幸いです。