つまりは、コノ世のすべての物事は、
家族でさえも自分が、
「預かっているだけ」
「自分に一時的に持たせて頂いているだけ」
という視点が大切なのです。
このような謙虚な姿勢で自分が居ますと、
家族とも良い関係が継続し、自分の財産も無くさないように
運気が向くのです。
本当に不思議なもので、お金でも、恋人でも、伴侶でも、
健康でも、投資でも、「自分のモノだ」と思っていますと
離れて行くように運気が流れ始めます。
これを逆に言えば、
「自分が預からせて頂いているだけだ」
という謙虚に思っていますと、
* 恋人は継続し、家族からは好かれ、
貯金も増えて行く運気に成ります。
必ず死ぬ人間にとりましては、
そもそもがコノ世で持てるモノなど初めから無かったのです。
すべてが自分を通過して行くモノに過ぎません。
自分が所有感を持ち始めた時から、
「別れ」「離れる」「失くす」運気が始まっているのです。
柔訳「釈尊の言葉」第一巻 谷川太一より抜粋転載