「決断の基準は希望が生まれることだ」
決断の基準は、「これって上手くいったら楽しくない・」
「なんかよさそうな気がする」「とにかく面白そう」と、
ワクワクできることです。
やるから、やらないかという二者択一で迷った時は、
やるほうが希望が湧くのか、やらないほうが希望が湧くのか
を感じて決断します。
決断の基準は、希望であり、ワクワクです。
メリット、デメリットで選ぶのではありません。
希望が生まれるのか、希望がうまれないのかを基準にして
選ぶのです。
今回、一つの大きな選択を迫られた時、その道を選ぶことで
希望が生まれる方を選ぶことを決断しました。
リスクの小さいほうで決めると、ワクワクしません。
リスクを回避することでは、希望は生まれません。
リスクを背負い、思い切って決断することで、
これをクリアしたらワクワクすることが起こると、
あらたな希望が生まれるのです。
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東京都の緊急事態宣言の延長で、
生活出需品コーナーを除く東京都の各デパートの休業は5月末まで
伸びました。
が、幸いにして伊勢丹新宿店メンズ館8階にある眼鏡屋さん、ニコライ
バークマンの花屋さん、そして弊社のウォータークリーニングは生活
出需品に該当し、この5月12日(水)より営業できることになりました。
いやあ・・・また昨年同様、一か月間以上の閉店かあ・・とガックリ
きていたので、本当に嬉しいです。
なにせ、閉店時でも、開店の問い合わせが後を絶ちませんでしたから。
昨日は、12日の伊勢丹新宿店メンズ館ウォータークリーニングの開店
に向って、東京からはスタッフの山本さんも君津工房に入り、一日中
入荷品のカルテ作成や写真撮りや振り分けを全員で頑張ってくれまし
た。
また店舗がオープンすると「待ってました」とばかりに多量の入荷が
ありますので、昨日は残りの一つの山を崩せたので、昨日の頑張りは
大きいです。今日は、残りの点数の入力と、残りの点数のカルテ作成を
気愛を入れてみんなで頑張ります。
さて、昨日は、大切な衣類を虫食いから守る防虫剤「ムシューダ」を
発売する、エステー株式会社の「衣類への価値観に関する意識調査」を
読み取りながら、コロナ禍とこれからの私たちの進むべき道をしっかりと
認識していきました。
この調査は2020年9月1日から9月4日の期間、20歳~59歳の男女
603名(男性242名、女性361名)に対してインターネットによるアン
ケートを行ったものです。
資料:2020年09月24日発表 エステー株式会社
エステー 衣類への価値観に関する意識調査 新型コロナウイルス
感染拡大後、「スローファッション」志向が向上 新しいファッション
の価値観は「お気に入りを長く」
https://www.st-c.co.jp/news/newsrelease/2020/20200924_
001564.html
資料にあるエステー株式会社のアンケート結果から、長引くコロ
ナ禍による生活の変化が、価値観の変化へと繋がり、各世代を通
して「良いものを大事にする」「気に入ったものを長く使う」所謂
「スローファッション」と呼ばれる志向が定着していることがよく
わかりました。
消費者の意識が、「流行の品物をいち早く」「たくさん所有したい」
というものからは離れ、「長く愛用できるもの」「思い入れのある
大切なもの」をじっくり選ぶという方向にシフトしているのが、コロ
ナ禍の時代を象徴する流れではないかととらえています。
ナチュラルクリーンの全国のお客様からも、「思い出のある品を復元
して欲しい」「思い入れのある良いものを大事に着たい」という依頼
は年々増えており、消費の形が変化してきていることを日々実感して
います。
復元に関するご要望や相談は、全国から毎日のように寄せられてい
ますが、幸い弊社は、クリーニング業界の中でも、衣類から革製品、
着物とあらゆる分野の修復ノウハウを積み重ねてきた長い経験と実績
があり、他社では対応できない品物もお預かりし、お客様からは
「これでまた着られるようになった!」と喜びの声をいただいています。
幅広い分野のエキスパートとのネットワークを持ち、期待を超える
仕上りでお客様の笑顔と感動を引き出すのが私たちナチュラルクリーン
チームの唯一無二の仕事です。
何でもネットで買える時代に、敢えて「対面で顔を合わせて」「信頼
できる店舗に相談できる」ことを強みにできるような店舗づくりを、
マネージャーの法子さん中心に行っています。
私たちは、大量消費の時代が終わり、全てのものをネットで購買する
時代に変化した現状で生き残るためには、人と人の繋がりから生まれる
安心感が鍵になるものと考えます。
「あのスタッフがいるショップなら信頼できる」「実際に持って行っ
て相談してみよう」と思っていただけるような人づくりを地道に続け
て行くことが、お客様を私たちの店舗に向かわせることに繋がるのだ
と思います。
「スローファッション」が定着しつつある今だからこそチャンスが
あるととらえ、「いいものを永く愛用する」「思い出の時が甦る復元」
をテーマにしっかりお客様たちの期待や希望に応えていけば、もっと
もっとナチュラルクリーンの技術や目に見えないモノを大切にする文化
の需要はあると思います。
5月20日(木)NHK「あさイチ」で短い時間ですが、弊社の復元技術
を全国放送されますので、またそういった「スローファッション」意識
が広がっていくと共に全国からそういった思いのある大切な品物が沢山
集まってくるのではないかとワクワクしています。
そのためには常に足下の基礎固めです。